シルバーウィークの北アルプスは大勢の登山客で賑わっていました。
海外から来られている方も多くて、小屋内に飛び交う会話は多国籍状態でした。
行ったのが人気の表銀座ルートだったこともあり、あまり登山慣れしていない印象の人も結構見かけましたが、海外系の方たちは総じてお行儀の良い印象でした。
ただ、日本語ネイティブと思う方で、え?と思ったことが2つほどありました。
自分は以下の2つは登山の基本ルールだと思うのですが、「登山のルール」でネット検索しても出てこないので、これから登山を始めようとする方の目に留まればいいなと思って書いてみます。
1.デポしてある他人の登山用品は持っていかない
忘れ物と区別が付かないと言う人がいるかもしれませんが、登山道の脇に通行の邪魔にならないように置いてあるザックやストックは基本的にデポです。
朝から日没まで置いてあったなど状況的に忘れ物と思われるときに近くの小屋に届けるのはありだと思いますが、そうでない場合は絶対に勝手に持って帰らないようにしてください。ましてや不用品を捨てていったと判断して自分のザックにしまい込むのはやめましょう。
ものによっては人の命に関わる事態になります。
勝手に置いていったんだから持っていくのも自由という考えは、山では通用しない理屈です。
2.鎖・梯子は、前の人の手が離れてから取りつく
岩場の鎖や梯子を、前の人がまだ使っている最中に使い始める人がいます。
耐過重の問題もありますし、手や足をかけているだけでも振動が伝わって前の人がバランスを崩すこともあります。
必ず、前の人が使い終わってから次の人が使うようにしましょう。
これを読まれた方すべてが同意されるかどうか分かりませんが、少なくとも自分はこの2つは山のルールだと思います。
初めまして
このところこの日記の中でもルールだマナーだとの指摘が多いんですが
僕からするとその半分以上は「そんなのスルーすればいいがね〜」って話が多いです
でもご指摘されている件については
デポザックはどう見ても投棄されているものとは思えないし
そこから取っていくのは窃盗です
クサリ場や梯子での距離をとることはお互いの安全を確保するためにも当然
恥ずかしながら
ずいぶん前に剱のカニのヨコバイで
クサリの支点と支点の間に他の登山者がいる状態で
その支点間のクサリを握ったら怒られてしまいました
今、思ったら当然だと反省しています
私も、登り優先とか挨拶とか、割とどうでもいいと思う派ですが、安全に関することは、山に来る人達に知っておいて欲しいなと思い書いてみました😊
全くその通り!
同感
私の 思う事は
山では 他人・ひと に、迷惑をかけない事
迷惑をかけなければ 何をやっても良い…と
考えております
もちろん、
何をやっても良い… っていうのは
一般常識的に 悪い事をしない っていうのは当然なのですが
例えば
熊鈴が 有効だ と 信じている人は 使えば良いし
熊鈴なんて 役に立たない って思う人は 使わなければ良いし
他の人の吊るしている 熊鈴が うるさい と思ったら、離れて歩けば良い
( とにかく、他人が 使っていても、いちいち とやかく言わない 、
うるさいから使うな とも言わないし
熊が 居そうだから 熊鈴を吊るせ とか 強要もしない )
ちなみに、私は 同方向に 歩いている人が、いたら、迷惑になるだろう と考えるので
通常 使いません
それに、私は 1日 聞いていたとしたら
耳鳴りが ヒドくなりますし…
ストックが 有効だ と思う人は 使ったら良い
自分は 使わない派だ というなら 使わなければ良い
登り優先 なんていう、山のルール 的なのも
ほんと どーっちでも良くて
その 場面 場面で、違ってくるから
基本 登り優先 とは いっても
自然に 譲り合えば良いのだし
( ただし、かたくなに 登り優先だ! と 登って来る人は 嫌いだし 、逆に 登り優先ですので、上で 待っていてあげます … みたいに、恩着せがましい のも キライで )
私は、登りの時でも、下っている時でも、
対向者が 来た場合
自然な感じ に、スペースが有る場所で 立ち止まり
そっぽ向いたりして
気をつかわせないように・あせって 転んだりしないように、
極力、自然に、とにかく お互いに 無事に すれ違って、目的地へ たどり着けば良い かな と
2.鎖・梯子は、前の人の手が離れてから取りつく は、状況によると思います。
例えば、剱岳や槍ヶ岳などで鎖や梯子を前の人が通過しきるまで待つととんでもない時間がかかります。適度な間隔は必要ですが、多少の揺れ等は許容しないと今のオーバーユースの日本アルプスや八ヶ岳などの山頂は共有化できません。自分だけが登っている訳ではありません。
私は自分が手をかけて揺らしたせいで前の人が万一滑落したら、それはその人の力量不足で自分のせいではないとはとても思えません。
また、私はピーク渋滞の主な原因は撮影に時間をかける人ではと考えているので、混雑時撮影禁止のほうが、鎖を同時に使うより渋滞の改善につながるのではと考えています。
山と渓谷社『アルパインクライミング教本』の中に「〜〜鎖場では支点と支点の間は一人ずつ通過し、ハシゴでも一人ずつの間隔をあけて〜〜」との記述があります。
鎖場でなくても急斜面で自分の上下にいる人に悪影響を与える行為は相手のタイミング次第では相手も自分も大変なことになるため安全配慮が必要と考えます。
確認したいのですが、適度な間隔として、「鎖・梯子は、前の人の手が離れてから取りつく」なのか、「〜鎖場では支点と支点の間は一人ずつ通過し、ハシゴでも一人ずつの間隔をあけて」なのか、です。私は状況で適度で良いと思ってますが、基準が異なることがあります。例えば、Riceball2019さんは、前の人が梯子を下りきってあるいは登り切って手が離れたらですが、山渓や紗克さんでは適当な間隔があれば同時に梯子に複数人が有っても良さそうです。ちなみに、間に支点が有っても鎖に触ると烈火のごとくお怒りになる方にしばしば出くわします。確かに、前の人と同じ鎖にアクセスしてます。
私は日記本文に「ネット検索しても出てこない」とあったので同書を紹介させて頂きました。同書の中には少しですが長いハシゴについても触れられております。
登山同行者の案内もされているのでしたら同書内容への疑問は山渓さんを通じて著者の笹倉孝昭さんへ直接お問い合わせ下さるようお願い致します。
登山の熟練者であっても鎖場やハシゴの通過がどうしても慣れないという方もいることや、バランスを崩して上から落ちて来られる場合や自身が下の人を巻き込んで落下する危険性を考えればどうすれば良いかはわかると思います。
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