参加と参画

国会中継などで参画との言葉をよく聞きませんか？政治やビジネスでは良く使う単語ですが、普段の生活ではほとんど使用しません。辞書的には「計画に参加する」とあります。
PDCA(Plan-Do-Check-Act/Action)をご存じの方は多いと思います。登山も基本的には計画作成、登山の実施、報告のまとめ、反省点を次回以降に反映でPDCAが回ってます。政治やビジネスでのコモンセンスでは参加はDoにだけ関わることをさします。Plan段階から関わることを参画と呼んでます。
例えば、旅行会社がマーケティングをして練ったツアーリストから良さそうなものを選んで登山をすると計画はツアー会社に任せて登山活動だけなので参加になります。山選びからタクティクスの検討、装備食料準備、移動方法の検討、スケジュール検討、登山の実践、報告のまとめ、装備等の標準の修正、修理改良などを自身が関わると参画です。
事故などでは参加者に最初にダメージが来ると私は思います。歳をとってから始めた登山者や女性には参加者型が多いと思います。
既に長年をエンジニアとして過ごしてきましたが、いまだに参加が参画を包括すると思えて政治家やビジネスマン等の発言がしっくりきません。