左写真がシャルレのロックハンマーです。45年ほど前の岩登りを始めた頃に店頭で最安値のものを購入しました。当時はカラビナを2個使用するクイックドローは高価で手が出ずハーケンやリングボルトに直にスリングを通していました。奥まったハーケンの小さな穴からスリングを引っ張り出す時にピックは便利でした。ナッツ回収にも使えると思いますが、ナッツも高価だったので当時は持っていませんでした。フル活用のルートもありましたが、すでに30年以上も前からこのハンマーを持って行くことはありません。40年前は車や電車の点検のように使用しようとする残置支点を軽くたたいて確認する人も多くほとんどの登攀者がハンマーを携行していたと思います。
中央写真がシモンのアイスハンマーです。80年代は一般的なピッケルとこのハンマーで八ヶ岳の谷も気合でリードしてました。90年代になってアイスクライミングの機会は激減したので装備の更新がありません。現在はハンマーで登る人はほとんどいないと思います。
写真右がDIY用ホームセンターで購入の小型トンカチです。カムやストッパー(ナッツ)も入手しやすくなりハーケンやボルトを打ち足すことはまずないと思います。しかし、残置ボルトやハーケンを使用することはまだまだ多くあります。見た目で判断してますが最近の訴訟の件もあり軽くたたいて確認が復活するのかもしれません。打撃能力は不要なのでこのハンマーが最適かも。
中央のアイスハンマーを持っています。
若い頃は普通のピッケルと併せてダブルアックスでしたが、その後も沢ハンマーとして長らく使っていました。
今は工事現場で破壊用ハンマーになっています。
こんな重いのを山で使っていたのは驚くばかりです。
今はミゾーのチコを使ってますが、これは310g。それでも腰にぶら下げると重さがジワジワきますが、昔はもっと重かったですね。
私が40年前に打った長次郎頭のハーケン、昨年に岩盤ごと落ちてしまいました。
中央のほぼ同型、カンプ、インターアルプを持っています。確かに重いですね。握ると当時の感覚をちょっと感じます。40年近く使っていないです。ホームセンターのトンカチはなるほどと思いました。
流石にホームセンターのトンカチはジョークと思われるかなとは思ってます。後輩の大学山岳部上級生は、さすがにジャンピングは持たないようですが今でもダン之助さんと同じミゾーのハンマーとハーケンは携行しているようです。310gはギリギリの軽量化らしいです。
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