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2024年10月03日 21:14未分類全体に公開

登山レポートは何のために書く?何のために読む?

ヤマレコ 、YAMAPなどのSNSや、個人のホームページ、ブログなどの登山レポートを掲載すること自体が話題になることがある。否定的な意見を聞くことや、迷いながら書いているという話もよく聞きます。
誰かの役に立てば良いという気持ちで書いているけど、自己顕示欲もあるんじゃないか、とか。
実際に「自慢したいだけだろう?」なんて否定派に言われることもありますよね。

書く理由は人それぞれで、それの全てが間違いじゃないとボクは思います。
自己顕示欲だって、人間みんな持っているもので、ホモサピエンスが生き残るために社会性動物となり、それに必要な能力として培われてきたものです。
それを否定することは人類の来し方を否定することに他なりません。
ただ、それが行きすぎて人に不快な思いをさせることは避けたいところですが。

問題は、インターネット上に日々溢れていく情報が、どういう情報かという共通認識が、未だ出来上がっていないことだと思います。

登山系SNSに関して言えば、その情報の全てが、書いた人の主観です。
誰かが「それは正しい情報」だと保証したものではありません。
しかも、プロのライターが書いたものでもない。
極端な話、有益な情報から雑談まで、素人が書いたものが分類されることなく渾然とした状態です。
そんなの当たり前だろうと思うかもしれませんが、きちんとそれを認識したスタンスで登山系SNSの情報を捉えているか。
まだ、インターネット上の情報がどういうものかの共通認識がないので、様々な側面からの話になって、議論がまとまらなくなるとボクは思っています。

自分は何のために書きたいか、それを決めて、それに則ったレコにすれば、何ら悩む必要はないと思います。

ボクの場合は、他人の情報を利用させてもらうので、自分も情報を提供するというスタンス。
なので、極力情報として有意義なものにしたいと思っています。
書いている途中に、これは自分の主張が必要以上に入っているなと感じたらカットします。
それともう一つ、藪漕ぎのバリエーションルートは、会ったことのない同好の士に向けて書いています。その人が、自分のレコを参考にしてチャレンジすると思ったらワクワクします。
実際、そういう同好の士に会って交流が始まったこともあります。
これはインターネットならではのことだと思います。

誰かの発見の機会や、冒険心を奪うのではないかという話もありますが、それを大事にしたい人は見なければ良いだけの話です。

つまり、情報の取り扱い方がまだ確立されていないんですよね。
例えば、誰かの情報を参考にしたら、それについて自分のレコか直接その人のレコでお礼をするとか。そういうマナーも必要でしょう。
そうしたマナーが出来上がって、情報交換することでお互いに、安全に楽しめるようになれば、それこそがインターネットを整備したW3Cの理念でもあります。

これがボクの考え方ですが、必ずしも正しいとは思っていません。
インターネットはまだまだ過渡期です。
人間はもっと、ホモサピエンスという種に対しての理解も必要だと思っています。
誰もが情報を公開できる世の中になって、まだ20年やそこらです。
情報とは何かを考えることにすら慣れていません。
いわゆる情報リテラシーですね。
人間は自分たちで作ったインターネットという道具を使いこなすまでに成長していないんですよね。

長くなりました。
繰り返しますが、あくまでもボクの考え方です。
それぞれに考えていけば、5年か、10年か、それともまだまだ先か、インターネット上の情報がある程度定義されていくと思います。
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