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石鎚の子持権現山の麓で、般若心経千巻修行を行ったのだ。
段を組み、柴灯護摩を焚き、大数珠を回しながら、皆で一心不乱に般若心経を唱えた。総勢10人で合計千巻、それでも一人百編は唱える必要があり、夜中から明け方まで修行は続いた。(門前の小僧、経を読むで、さすがに百編唱えると覚えてしまう)。初冬のとても寒い日だったのを覚えている。
それから幾度、般若心経を唱えただろう。あらゆるものが、空から産まれ、時を経て、また空の世界へと返っていく。空は目に見えないが、確実に存在する。
人が山に惹かれるのは、空を感じるためか?生きとし生けるものをはぐくむ大自然は空そのものだ。それが体感を伴って理解できる様になったとき、我々は大いなる力に生かされていることに気付く。(この世に人型の神など存在しないが、人が神を感じるのは、そういう瞬間であろう)
私を般若心経千巻の行に、引きずり込んだ住職とは、今でも付き合いを続けさせて頂いている。あるとき、酒を飲み交わしているときに、住職は仰った。
「この世の中は、空そのもの。我々は空の中に生きている。」と。
永年仏に帰依し、若い頃は、100日断食行や、熱湯祈祷など、常人では到底なし得ない荒行を積んできたからこそ、達せる境地なのであろう。
私には、どうあがいても、その域には達せそうになさそうだ。
写真:お土産で頂いた可愛い「絵心経 両面ガーゼてぬぐい」
kickeyさん初めてましてヽ(^。^)ノ
すごいですね!1日で覚えるなんて!
私は一週間位だったかな〜。ずっと車で聞き続けて覚えました(*^^*)
なかなか、空の思想にはたどりつけませんけどね(^o^;
saku1214さん、初めまして。
お釈迦様が、弟子のシャーリプトラに語りかける形式で始まる般若心経。短い経文の中に、般若の知恵が詰まっています。
仏道に励み、仏の教えに寄り添うものを仏様は助ける、と聞きます。人の生い立ち・立場・年齢などには関係なく、子供であれ、老人であれ、そこは平等の世界。
我々の様な俗人が、悟りの彼岸に至ることは難しいことですが、日々精進して、そこを目指すことは重要なことですね。
おはようございます。
一日で覚えたとは羨ましいです。
私は札所巡拝で唱えながら回ってもなかなか覚えられず、帰宅すると忘れてます( ˊ̱˂˃ˋ̱ )
それはそうと、手拭いかわいいですね。
はら、の絵がまた洒落てます^_^
kapibaraさん、こんにちは。
何事も、まずは覚える所から始まります。不思議なもので、何度も唱えていると意味がおぼろげに判ってきます。(あんな、漢文なのに何故って?本当に不思議ですね)
人は、何のために産まれ、どこに向かって生きるのか?悩み、自ら修行の旅に出た若きブッダ。難行苦行の末に、悟りの彼岸に至り、その後は、人々を「苦」から救済するために、苦しみ多き人生を如何に生きるべきかを説いて回りました。
ブッダの気高き生き様に、そして人を想う優しさに心を打たれます。
手拭い、可愛いでしょう。おそらく女性がデザインしたものと思われます。私のお気に入りです。なんだか、勿体なくて、タオルとして、使うことができませんが...
我が家では、元旦 家族みんなで般若心経をあげてから挨拶して、お屠蘇飲んで、おせちへ。
令和元年5月1日、偶然石鎚山。こんなめでたい日に登るんだから、何故だか般若心経あげようと思って、家にある錫杖を持参してあげました。
般若心経の解説本とか出てますが、まだそういうの読まずに、その内 自然に感じる事が出来たらいいなと思いつつ。。。
まだ全然 分かってません
手拭いね、お守り代わりに お山のお供に!
二重ガーゼで、肌触り優しく、中々機能的です(^。^)
持ってると 大峰とかソロの時、特に心強い気がします
nara7さん、こんばんは。
石鎚は、私の思い入れの深い山。ヤマレコを始める前、何年か石鎚の春山に毎年通うことになりました。切り立った岩峰の先にそびえる天狗岳は霊峰石鎚の象徴です。nara7さんも、記念すべき令和初日に訪れて、石鎚大権現のおかげを、少なからず頂いたことと思います。
頂いた可愛い手ぬぐい、大事にしていますよ。どうも、ありがとうございました。
kickeyさん、こんばんわ。般若心経、1日で覚えるなんて凄いですね。筆ペン写経の本を買ってきたのに、本棚で眠ってる不精者です。色即是空、空即是色、すべてのものは空である、って思えれば、人生楽になれるのかなと思いながら、なかなかその域にまで達しません。ホントの意味が分かるまで門前の小僧に徹するしかないのかな。個人的にはギャーテーギャーテー、ハーラーギャーテーってところが好きです(^^)
yamaonseさん、コメントありがとうございます。
「ギャーティギャーティ、ハーラギャーティ、ハラソウギャーティ、ボージーソワカ」は、般若心経のエッセンス。ここだけは、サンスクリット原語そのままの音読みなんですね。(写真は、このフレーズを撮影しました)
般若心経は、学問の教科書ではない。生きるための道具だと思います。お釈迦様の説く、この世の中は全て空である、ことを本当の意味で体感することはとても難しい。でも、仏道を志すもの、近づく努力はすべきかと思います。
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