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「いのちって何?死って何?どうして小さな子どもたちが死ななければいけないの?
ぼくがガンでこんなに苦しんでいるのに、大人たちはいのちのことも死のことも
何も教えてくれないの?」
切実な少年の訴えに胸を打たれた精神科医のキューブラ・ロスさんが手紙を返す。
「...
人生は学校みたいなもの。いろいろなことをまなべるの。
たとえば、まわりの人たちとうまくやっていくこと。自分の気持ちを理解すること。
自分に、そして人に正直でいること。そして人に愛をあたえたり
人から愛をもらったりすること。そしてこうしたテストをぜんぶ合格したら
私たちは卒業できるのです。
つまりほんとうの家にかえることをゆるされるのです。それは、神さまのところ。
そこは、私たちがもともとすんでいたところ。そして愛する人たちとであった
ところなのです。そう、まるで卒業式のあとの家ぞくとの再会のようなものだね。
それが、私たちの死ぬときです。仕事がおわってからだをぬぎすてて
つぎのところへすすむことができるのです。
...」
私達はみな、神様が生きとし生けるものに分け隔てなく与えてくださる
「無条件の愛」の中にいること。あの世への旅立ちを羽化して大空へ羽ばたく
チョウに例えて、生と死は命の循環のループで繋がっていることを、愛情込めて
少年に伝える。
このメッセージに少年は生きる勇気をもらい、余命3ヶ月のところを13歳まで
生きた。こういった世界観は、知識から得ることが難しく誰しもが混乱するが
スピリチュアル(魂)では直感的に理解できる。
猫を抱いて眠るダギー少年の姿に涙した。
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