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岩登りは何度も経験していましたが、写真で見るダブルアックス氷壁登攀もカッコイイ!出っ歯のアイゼンと両手のアックスで登るクライミングも、是非やってみたい!と思い、山岳部時代の同期を誘って入門として手ごろな八ヶ岳のジョーゴ沢にやってきました。
当時の赤岳鉱泉には、まだアイスクライミング練習用の「アイスキャンデー」はありません。冬の八ヶ岳は、高校生の時に先輩に連れられて横岳の石尊稜を登ったことがありました。その時は結局ずっとガス・雪で、寒いばっかりでいい景色は全然見れなかったことを覚えています。その時にもジョーゴ沢で、少しだけ氷登りをしたことがありました。その時は、ピッケル1本だけでのトレーニングでしたが。
アックス(ピッケルやアイスハンマー等)は今ほど精練されたデザインではなく、現在では普通に見かけるシャフトが曲がったピッケルは皆無といっていいほどでした。自分はちょうどちょっとピックの曲がりが急なピッケル持っていたので、それを用いました。ダブルアックスというからには、両手にアックスを持つ必要がありますが、学生の身分でもう一つ買う余裕なんてない。。。そこで友人のピッケル(これも普通の)を使って、両手ピッケルで交互に登ることにしました。
初日は赤岳鉱泉テント場へのアプローチですが、この日にかなりの積雪がありました。赤岳鉱泉にテントを張り翌日目が覚めたら、写真の通り天気は回復して快晴!横岳西壁の岩壁群の景色が素晴らしい。早速ジョーゴ沢に向かいます。
硫黄岳へのトレースから離れてジョーゴ沢に入ると昨日の雪が沢沿いに吹き溜まっており、いきなり太腿から腰の深さまで、時々胸までのラッセルです。まるで新雪の中を泳ぐような感じで進みますが、体力の消耗が激しく中々進みません。20m進む毎に先頭を交代してラッセルしますが、100m進むのに1時間もかかる始末です。
何時間かかったか覚えていませんが、くたくたになって最初の氷曝F1に着きました。買ったばかりのアイスハーケンを使って、確かF1とF2をリードで登りましたが、氷曝クライミング自体の記憶は残っている写真を見るくらいでしか覚えていません。アイスクライミングに行ったのに、ひたすら深いラッセルだけが記憶に残っています。。。

実はこの冬、もう一度アイスクライミングをしてみたいと思い、ひそかにBDのアイスバイル(精練されたデザイン!)とアイススクリューを買いました。しかし色々あって結局使わずじまい。。。次の冬こそ・・・と計画を温めています。

写真1:きれいに晴れあがった赤岳鉱泉と横岳
写真2:ジョーゴ沢、F1へのラッセル
写真3:たぶんF2?をリードしている自分
Cross-hillさん、はじめましてこんばんは。
前の日記の屏風や春の北鎌や長い縦走や今回の八の氷など、私の若い頃の登山と同様なので、やっぱり昔はだいたい皆さん同じ志向だったのかなぁと改めて思わせていただきました。
私たちの頃は、横岳西壁などはダブルアックスの場合はアイスハンマーを使ったりしていました。そのサレワのアイスハンマーは思い出が多いので残しておいたつもりなのに数年前に大量に登山道具を処分してしまったときに処分してしまったようなので非常に残念に思っています。
こんばんは。
八アイス懐かしいな〜。
時期的に八より遅い厳冬期には関西二大メッカの大峰、御在所アイスゲレンデへも毎週通いちょっぴりバーンアウトしてしまいました^_^;
大峰で著書でも有名なY氏が平爪、ストレートシャフトと昔のチューブでスイスイと上られる姿に驚いた記憶がありますよ。
今季は楽しみですね(^_^)
dejavu さん、こんばんは。
そうですね、八ヶ岳より近場の御在所岳という選択肢もありました。ともかくアイスは初心者同様なので、少しずつステップアップしていきたいと思います。
どんな時も、ホントに上手い人は装備に頼らずに、よりシンプルなスタイルで登りますよねぇ・・・
murren さん、はじめまして!
そうなんです。
私もオールラウンドの登山からフリークライミング専門に転向して数年たったころ、「もう二度と、くそ寒い冬山には行かん!」と、ピッケル、アイゼン、アイスハンマーetcを処分してしまいました。
思い出として(骨董品として!?
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