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http://www.yamareco.com/modules/diary/51934-detail-73514
「エイホッ、エイホッ」
前日からはじめた、流れに平行に4人一列になって、長い流木をつかんでスクラムを作って渡渉する方法は、格段に自分たちのパーティのスピードアップに役立ちました。
この日は金作谷出合いを出発して、岩苔小谷との出合いにある立石奇岩を過ぎたら、水量は低下し、奥の廊下と呼ばれる最後の岩場地帯に入ります。そしてこれを過ぎたら高天原から薬師沢に下りてくる一般登山道と合流することになります。
前日までの渡渉と比べたらずっと気が楽で、緊張感を失っていたのかもしれません。奥ノ廊下での渡渉の時に、ちょっとした油断?、誰がしくじったのか?それもわからないうちに、4人の流木スクラムは水流で破壊され、皆バラバラになって流されてしまいました。夢中になって岸辺の岩をつかみ這い上がって、周りを見わたすと、同期のMと後輩のMPは近くにいるのが見えました。しかし同期のKが見当たらない!
一瞬青ざめました、、、が、およそ30mほど下流で岸辺に這い上がってくるのが見えました。
ふぅ〜、油断大敵ということを思い知らされた出来事でした。
奥ノ廊下の最後のゴルジュを抜けたら、登山道に合流して薬師沢小屋までは普通に歩けます。久しぶりの文明社会(?)の山小屋に接して、思わず買った果物の缶ジュースが美味しかったこと!
そう言えば、この山行の食事は、面倒くさがりやの男4人のパーティだったので、毎日レトルトカレーだったのを思い出しました。一日目はボ○カレーの辛口、二日目はク○レカレーの甘口、三日目は○ンカレーの甘口、という具合に、種類と味を変化させて、、、当時は今ほどレトルトカレーの種類は多くなく、メジャーなもので二種類だけ。よくもまあ飽きずに(飽きていた?)食べていけたものです。
さて、薬師沢小屋を過ぎると、また人の気配はなくなります。ここからは水流もぐっと少なくなり、源流地帯ののどかな雰囲気が徐々にでてきます。北アルプス一美しい沢と呼ばれる赤木沢がここにはありますが、自分たちはあくまで源流目指して遡りました。この日は祖父平でビバークです。早めにビバークの準備をして、濡れたものを乾かしたり、ちょっと遊んでみたり(写真3)しながら、黒部川遡行の最後の日をのんびりとすごしました。
写真一枚目は、奥ノ廊下。
二枚目は黒部源流の祖父平で、背景の山は黒部五郎岳
三枚目は、祖父平のビバーク地で、スイカ割りの真似事。。。
こんばんは。
真剣に拝読していたら、カレーの充実したバリエーションに思わず吹き出してしまいました。
と同時に、朝晩毎日カレーでも食べれるほどカレー大好きな先輩の若すぎる谷川遭難を思い出してしまいました。
何か私ここんとこビョーキだわ…済みません<(_ _)>
遭難した先輩のこと、お気の毒です・・・
カレーは今も好きで、おそらく山で毎日カレーでも飽きないと思います
しかし、町のカレーショップに入ると、圧倒的に男性が多いのは、なぜなんでしょうねぇ。。。
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