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2月18日のミッション( https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5190569.html )で、搦め手側(八王子城の北側)ベースに置いてある大鋏1号の吊り下げリングが無くなって携帯が不便になったので、持ち帰って修理することにした。
大鋏は大手側(八王子城の南側)に2号、自宅にほぼ新品の3号があり、1号は2012年6月から使っているので、もう10年持った。
1号は鋏を閉じた時の衝撃を受けるゴムが劣化して、自作のゴムパッドを付けて修理しているので、使用回数で言えば普通ならとっくに寿命を過ぎているレベルだ。
・写真1
蔓草系の切れ味が悪くなっていたので切刃を確認すると、刃の中央付近にめくれっぽい痛みがあるのが分かる。
誤って石を噛んだりすると一発でこうなる。
めくれ部分を押し付けて矯正してから、2万回転のルーターの切断ディスクの表面で慎重に研磨。仕上げは軽く1000番の砥石で磨く。
これで蔓切りで無駄に何度も切り直さなくて済むはず。
鋏の重さは1kg、全長60センチ(他の長いシリーズは更に重い)だが、蔓切りは上向きで使う事が多いので、切れ味が悪いと余計に体力を消耗する。
刃先に行くほど段差の幅が広がっているのは、その分だけ刃先が短くなっているからで、もう何度メンテしたかも覚えていない。
・写真2
切れ味以外にも気になっていた点がもう一つ。刃面の角度固定が甘くなり、力が入ると軸が回ってしまう。
いくらネジを強く締めてもダメなので、ネジを外してみると、ネジ穴か長穴になっていて、この分だけ回ってしまうようだ。
技術的に長穴を埋める事は出来ないので、発想の転換・ネジの段差の直径まで穴を広げて、「段差部分で受ければ回らないはず」作戦をやってみる。
最後にネジ頭が滑らないように、本体側に平坦部をしっかり作ってやる。
これで手で回そうとしたくらいでは回らなくなった。
・写真3
そして、肝心の無くなった吊り下げリングの再生。
元は太さ3ミリの鉄線で出来ているが、釘を曲げて作ろうと思った所、柔らかいはずの釘ですら簡単には曲げられない。
方針変更して真鍮棒にする事にした。
本体側の穴には受けのスリーブを入れて、元より少し長めの長穴にしたので、腰ベルトに付けたフックにぶら下げる作業も多少楽になるはず。
これでしばらく(何年か)寿命が伸びた。
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