痛恨の最重要装備破損

６月１４日のミッションより帰宅後、山用のデジカメ（キャノン：G9X mark2）をいじっていると、ライン状に並んだ青い点々が液晶画面に出ている事に気が付いた。
まさかと思って保護袋から出して見ると、液晶画面のガラスが無残にも１０ヶ所レベルでヒビが入っている事が分かった。（画面右下付近の赤い曇りは破損前からあった）

ミッションの帰り際、参加メンバーの車から降りる時に、膝の上に載せていたデジカメを車外のアスファルトの路面に落してしまい、「ガシャン」という嫌な音がした。その時は動作確認をして問題ないと判断したが、この時に液晶が破損した事に疑いはない。
降車直前にデジカメを出しっぱなしにしているのを認識していたが、シートベルトが邪魔でウエストバッグにカメラを入れづらい体勢だった事や、停車位置を指示する事に気を取られてカメラの存在を瞬間的に忘れていた事が災いしての顛末だが、余りにも運が悪過ぎる。

このカメラは2018年に買って以来、２万枚以上撮影しているが、基本が保護袋に入れた状態で使っているので、外観は袋から出ているレンズ正面の一部以外に傷や擦れはほぼ無く、ぱっと見で新品と変わらない。
このモデルの中古時価が８万円以上のプレミア価格になっている件も考慮すると、１０万円（当時の新品買い値の２倍）が付いてもおかしくない機体だ。
それが一瞬でジャンクレベルになってしまったのだから、涙がちょちょ切れるレベルの痛恨の惨事だ。
ミッション３回取り消しにしてもお釣りが来る程悔やまれる。

過去、１〜２回は膝上の高さから落した事があるが、「ドン」と落ちて、特に何もなく助かっているのは、四隅のうち３ヶ所に厚さ３ミリの固めのクッションを入れているお陰だ。

今回の落下で直接打撃を受けた箇所は、液晶画面下端の中央付近と、下端の左側の２ヶ所で、特に中央付近の打撃が激しい。
どちらもジッパー袋と液晶画面の保護フィルムの上から打撃が加わっており、ジッパー袋側の穴は中央付近については「分からない」レベルの小ささで、アイスピックでド突いたとしか思えない。
加えて、多少なりとも斜めに落下した場合は、カメラ本体の角が先に地面に当るため、フレームの内側にある液晶画面がダメージを受ける事はまず無い。
わざと液晶画面を地面に叩き付けるように落下しない限りは出来ない傷なのだ。
確率的には100回落して１回そうなるかどうかのレベルだろう。
（100回落す間に他が壊れて使えなくなっているのは間違い無いだろうが）

このモデルは携帯性の良い普及型コンデジ並みのサイズながら１型CMOSを搭載した明るいレンズが売りだが、シャッター速度が１／６０秒なのに手ブレ補正が効いてなかったり、ピントが全く合ってないのに「ピント合いました音」が出たり、フォーカスゾーンを取れずに後ろピンになったり、画質（特に周辺部）がぼんやり気味（レンズの性能）など、明るさ以外の基本機能には不満の多いモデルだが、後継機種が発売されないのが何とも歯がゆい。
当面は壊れるまで使い続けるしかない。