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雨の心配はないが、気温が寒いのか暑いのか微妙な所だ。
ミッションの合間にマップの更新もしているが、八王子城の一部エリアは、わざわざ歩いて現地測量しなくとも、道跡や構築遺構の大部分が分かる高精度の地形データが存在する。
それが右の画像で「陰陽図(いんようず)」と言われるものだ。
これは八王子市が制作したものではなく、航空測量業界が事業提案の宣伝として2015年に八王子市に寄贈したものであり、範囲は拙著ルートマップの1/10にも満たない。
八王子城域はルートマップの10倍のレベルの広さがあるので、歩いて調査など出来るはずもないので、航空測量は必須の手段である事は間違い無い。
だがしかし、その後八王子市(文化財課)は一度も航空測量する事なく現在に至っている。
左図は、2月18日のミッションでルート測量した結果を作図した直後である。
紫の線が陰陽図をトレースしたもので、茶色い線が作図。
下側の区間が非常に良く合っているのが分かるが、普通は上の方のように全体的な角度が合わない事が多い。
傾斜などを補正して合わせ込んだ結果が中央の図で、黄色い線は本来繋がっているはずのポイントを結ぶ「誤差」だが、沢近辺の誤差が大き過ぎてもう一回逆向きで測量し直したいくらいに不満足な結果となった。
特に、グリッド1マス分10歩程の「距離余り」になっている所は歩数カウンタが誤動作して10の桁が勝手に上がった可能性が高いので、厄介だ。
100均のカウンタは1万カウントくらいで軸が折れて散々この誤動作に悩まされ、1000円のカウンタにしたのだが。
そういったトラブル対策も含めて、2回測量するというのは納得出来る結果を得るためには必須とも言えるのだが、まだ測量どころか、踏査(薮刈りが前提)すらも終っていない古道跡が多く、東京都のスローガンだけの杉花粉対策と大差無い状況である事が嘆かわしい。
前に二人薮刈りするメンバーがいれば、同時測量してもいいペースになるはずなので、我こそはと思う人がいれば参加して欲しい所だ。
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