2024年になってもうすぐ3か月が経とうとしていますが、最近2024年の夏山登山の計画を立てるにあたって、去年の山行を思い起こすことが多いので、自分向けのメモ書きの意味でも昨年の自分の山行のベスト5を記しておきます。
去年の登山回数は17回でした。もちろんグリーンシーズンの毎週末に欠かさずに山に行くような方からすれば多くないと思いますが、個人的には今までの人生で断トツで多く山に登った年でした。回数だけではなく、これまでは仲間に立ててもらった計画についていくことが多かったのが、ソロでアルプスに行ってみたり、自分が計画を立てて仲間を連れていくようなことも増えて、かなり主体的に山に関わるようになって1年でした。
そんな17回の山行の中で特に思い出深いのが以下の5つです。
1位:立山三山、劔岳周回 室堂→浄土山→龍王岳→雄山→大汝山→富士ノ折立→真砂岳→別山→剣山荘(1泊)→劔岳→剱御前→室堂
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9月に仲間二人とともに室堂を起点に立山三山と剱岳を1泊2日でぐるっと周回しました。室堂からの絵に描いたような景色も素晴らしかったですが、特に2日目の午前の剣山荘から剱岳山頂のアタックの際には雲一つない快晴が続き、絶景を堪能することができました。鎖場もアスレチック感覚で楽しむことができ、必ずまたここに戻ってきたいと強く思いました。
2位:表銀座縦走(パノラマ銀座コースに寄り道) 中房温泉→燕岳→大天井岳→東天井岳→横通岳→常念小屋(1泊)→西岳→ヒュッテ大槍(1泊)→槍ヶ岳→大喰岳→中岳→南岳→上高地
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8月末にソロで表銀座〜東鎌尾根を経て槍ヶ岳に登る2泊3日の山行に行きました。大天荘、大天井ヒュッテ、燕山荘がいずれも満室だったため、1日目に常念山脈に寄り道し、常念小屋とヒュッテ大槍の2泊としました。
初日こそ曇りがちでしたが、2日目、3日目は素晴らしい天気の中、遠くに見えた槍ヶ岳が徐々に近づいてきて、クライマックスの槍の穂先からの眺望は感動的でした。
また、槍ヶ岳から南岳までの稜線も素晴らしく、次に槍ヶ岳に登るときにも真っ直ぐ上高地に下山するのではなく、この稜線を歩きたいと思います。そしていつかは大キレットを越えて槍穂縦走にも挑戦することを決意しました。
三日間風呂に入れないのが嫌で今まで避けてきた山中2泊でしたが、この山行を経て抵抗がなくなりましたね。今年は裏銀座〜西鎌尾根を歩きたいと思います。
3位:椹島→赤石岳→小赤石岳→荒川前岳→荒川中岳→悪沢岳→丸山→千枚岳→椹島 時計回り周回
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7月にソロで椹島を起点に赤石岳と悪沢岳の周回を1泊2日でしました。この時も二日とも天気が素晴らしく、明け方に荒川中岳から悪沢岳に向かう稜線で見た富士山と悪沢岳の2ショットは忘れがたいものとなりました。
人生初の南アルプスでしたが、アクセスの悪さに目をつぶれば山の魅力自体は全く北アルプスにも劣っていないと感じました。北アルプスに比べて富士山が近いのは南アルプスの大きな魅力ですね。
「南アルプスの山小屋ではトイレでお尻を拭いた紙も持ち帰る必要がある。」というような話を聞いたことがありましたが、この日に泊まった荒川小屋はホスピタリティが素晴らしく、また次回南アルプス南部に行く際にはその時にも特種東海フォレストが管理する山小屋に泊まりたいと思います。
4位:甲斐駒ヶ岳
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11月に仲間たちと北沢峠から甲斐駒を周回登山しました。元々1泊2日で白根三山を縦走するつもりだったのを断念しての甲斐駒でしたが、素晴らしい天気の中、絶景を楽しむことができました。断念した白根三山をはじめ、鳳凰三山、仙丈ケ岳等の近くの山が格好良く、必ず登ることを心に誓いました。
5位:三股→常念岳→蝶ヶ岳→三股 反時計回り周回
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6月にソロで常念岳と蝶ヶ岳を周回しました。特に午前は快晴で槍穂高連峰の勇壮な姿を堪能することができました。
こうして挙げてみると明らかですが、晴天の日本アルプスは強いですね。3月に一人で行った丹沢主稜や、GWに仲間たちとわいわいと歩いた奥高尾なんかも良かったのですが、やっぱり日本アルプスの壮大さには敵わないかな〜。
でも今年は既に宮之浦岳やくじゅう連山の縦走など、日本アルプスにも負けない魅力的な山行をしているので、今年のトップ5にはアルプス以外も入ってくるかも。