夏が近づくと思い出す。私が若い頃、夏の夜の国鉄大阪駅中央コンコース噴水広場は、でかいキスリングザックを脇に置いて座りこむ、関西各地の大学、高校のワンゲル、山岳部員たちでいっぱいだった。彼らはそこで信州方面に向かう夜行列車を待つのであった。冗談をとばし弾けるように笑う者たちがいるかと思うと、ムッツリうずくまる者がいる。装備を点検する者。地図をジッと見つめる者。いずれにしても、明日からはじまる山行への期待と不安入り交じった興奮が彼らを支配していた。そして、幾たびかの夏、私もまたその中にいた。
夏が近づくと思い出す。嗚呼、あの夜の、国鉄大阪駅中央コンコース噴水広場よ。あの広場は今はもうない。彼らが待っていた「急行ちくま」も「急行くろよん」は今はもう走っていない。蒸し暑い空気の中、小便小僧が立つ池のまわりにひしめいていた、あの大学生、高校生たちも、今はもういない。嗚呼、国鉄大阪駅中央コンコース噴水広場よ。ルルル〜、ルルルル〜。(演歌にしたら売れまへんやろか?)
donburiさん こんばんわ。 今頃大阪駅の改築たけなわだと思います。私がその「新・大阪駅」を見るのは
いつになるのでしょうね・・・
国鉄(JR)←こう書かないと今の若者には
わかりません。大阪駅中央コンコース噴水広場
懐かしいですね。私は当時山に夢中だった中学生で
「いつか自分もと
キスリング、ニッカボッカの学生さんたちを
見つめてました。時は移って2010年夏
今の大学山岳部のアルプス方面への移動は
どんな方法で移動しるのでしょうね?
こんばんは,donburiさん。ルルル〜を“うぉうぉうぉお〜”にしてみたらいかがでしょう
donburiさんからも昔のいい話が聞けそうです
「ちくま」の通路に新聞紙を引いて寝ましたねぇ
皆が通路に寝るから、トイレに行くのに足を踏んだり手を踏んだり
睡眠不足で、翌日はよくバテていました。
で、一番の特等席は車両の真ん中
懐かしい事を思い出させてもらって有難う
>miccyanさん
なるほど〜、そうですか。
もしかしたら、私も、中学生のmiccyanさんに見つめられていたお兄さんの一人かもしれませんね〜。
今の学生さんはやっぱり新幹線と特急列車なんでしょうねえ。
>kayo-piさん
やっぱり、"うぉうぉうぉお〜"ですかね。そうですよね。
いっぺん歌詞にしてみます(笑)。
もう私なんか、kayo-piさんとちがって未来のない人間ですので、昔の懐かしい話しかできません。よければ、また、後ろ向きな日記、読んで笑ってやってください。
>jijiさん
「ちくま」、懐かしいですねえ。
そうですね、そないして寝ましたね。で、あの頃確かまだディーゼルだったと思うのですけど、途中の駅で発車する時、「ガッタン!」ってエライ振動で、よく起こされましたよね。jijiさんのコメントを読ませていただいて、私も懐かしい感覚を思い出しました。
そう言えば、大キスリングを背負って、京都からわざわざ阪急などに乗って(他のお客さんには迷惑だったでしょうねえ)始発の大阪駅に行って並んだもんですね。並びながら見送りの仲間から愛情?のこもった重い差し入れなどをもらったりしていましたっけ。
でも、ここに並ぶととてもわくわくはしゃいだ気持ちになってましたね。
>bokemonさん
なぜか、京都組も大阪駅集合だったですね。
「ちくま」は京都駅にも停車したはずやけど。
差し入れといえば、スイカですよね。あれは有難迷惑な差し入れでしたね。まさに有り難いのが半分、迷惑なのが半分。
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