その頃、アマチュア無線は非常に賑わっていましたが、携帯が普及するにつれてアマチュア無線人口も激減。
私も以前は山の上からよくアマチュア無線機でCQを出してました。
あっ、CQというのは…
無線局の一括呼び出しの事。誰でもいいから応答して下さいという意味です。
そして応答してくれた人とQSLカード(コールサイン、交信日時、交信場所、周波数、信号強度などが記載されている)をお互いに交換。
そのQSLカードを使って、日本アマチュア無線連盟にアワードを申請したりしていました。
画像は35年ほど前に購入したICOM社製の430MHZ帯、FMハンディ機です。今のスマホほどの大きさです。
ちなみに最新のハンディ機の大きさはこの半分以下、重量も驚くほど軽いです。
こんな小さな、まるでおもちゃみたいな無線機ですが、アマチュア無線の威力を知ったのは、山の上で移動運用を始めてからでした。
私は都内に住んでおり、よく堂平山や陣馬山でCQを出しました。
このような都市に面した山の尾根・頂上などの見通しの良い場所では、飛び交う電波をガンガン受信します。
そしてこちらからCQを出すと、遠く離れた高崎市、前橋市、大田市などから一斉に呼ばれてビックリする事も珍しくありませんでした。
雲取山からは東京湾を隔てて千葉市・君津市などからも応答がありました。
最も驚いたのは北アルプスの白馬岳からCQを出した時でした。
この時は430MHzではなく1200MHzのハンディ機でしたが、約400kmも離れた鳥取県境港市から応答がありました。しかも非常にクリアな音声で。
これは途中に何の障害物のない海上を電波が飛び、相手局のアンテナの性能も関係していたと思われますが、それにしても驚きました。
逆にちょっと期待外れだったのが富士山でした。
果たしてどこまで電波が飛ぶか。
楽しみにしながら剣ヶ峰からCQを出しましたが、応答してくれた局で最も遠かったのは200kmほど離れた宇都宮市の局でした。
1200MHzでもCQを出してみましたが、この時は剣ヶ峰の測候所の人から
「レーダー画面にノイズが出るからやめてくれ」
と、怒られました😅
富士山では関西方面からの応答はほとんどありませんでした。
これは途中にある南アルプスの山々が、電波を遮ってしまうからだと思われます。
槍ヶ岳の頂上からもCQを出しましたが、この時はなんと途中で電池切れ。
数局から呼ばれていたのに、申し訳ない事をしました。
スマホは便利なのですが、なぜか山の上ではアンテナが立っているのに、通話もメールも出来ない事があります。
なので、私は今でも登山に行く時は、万一に備えて必ずアマチュア無線機を持参します。
しかしながら、見通し距離では威力を発揮するアマチュア無線機ですが、見通しの悪い沢筋や谷間に入ってしまうと、やはり電波は飛ばなくなります。
山での事故はそのような場所で発生する事が多いです。
慎重に行動するに越した事はありませんね。
懐かしいです。私も高校時代無線部に入部して、無線の免許取得しました。
その頃は電話級で、無線の初級用ですよね。
私の持っている無線機もICOM社の IC-23です。
山を覚えて、無線機の事を思い出し、久しぶりに電源を入れてみたけれど
やはり無理でした、バッテリー部の配線が切れていて、充電もできない状態
電源をアダプターからにして、スイッチONすると懐かしいザザッ〜〜〜〜〜の雑音
電波はどこも広うことは出来ませんでしたが、懐かしい思い出です。
今どきは携帯電話がありますからね。。。
QSLカードですか、めっちゃ懐かしいです。100枚以上は集めましたが
今はどこに行ってしまったのか。
自分はちなみみ JL1HIV ジュリエット・リマ・ワン・ヘンリー・インディオ・ビクターです
不思議と覚えているものですね。数千回は復唱しましたからね、覚えちゃいますよね。
本当は私も山に持参しようとも思ったのですが、、、
今、またも久しぶりに電源ONにしてみましたが、やはり ザ〜〜〜〜〜ですね。
CQ CQ こちらは JLIHIV
これからも山を楽しんでいきましょう。
そうですね!
私が免許を取った時は昭和62年だったのですが、改めて免許証を見直してみたら4級ではなく、電話級と記載されていました。
4級と呼ばれるようになったのは、最近だったでしょうか。
ちなみに私は、ジュリエット・ホテル・ワン・アルファー・ゴルフ・チャーリーです。
確かに数千回も復唱すれば嫌でも覚えますよね。
V・U-1000局のアワードを取りましたが、私は無線仲間がいないので、巣鴨の日本アマチュア無線連盟にQSLカードを1000枚持参しました。担当の人が苦笑いしたのを今でも覚えています😅
もしかしたら5千回ぐらい復唱してるかも知れません(^_^;)
通信手段があるからと油断する事なく、気を付けて山を楽しもうと思います。
JF1NWGです😊
ここ暫く、アクティビティは下がりましたが、山行時は必ずSTANDARDのVX-7を携行しています。日帰り低山ハイクばかりですが、携帯圏外は意外に多く、持っていると安心できます。
幸いこれまで山行時に非常用としてお世話になったことはありませんが、だいぶ昔、自宅で海難事故の非常通信を対応した事がありました。
無理のないよう、ゆとりをもった山行計画で安全・安心な登山を心がけていますが、この歳になると発病リスクも心配なので、ほとんど単独行の自分にとっては、持っていると安心です。無線のお世話にならないのが一番ですね。
HFも出られていらっしゃるのでしょうか。
そういえばだいぶ前に、太平洋を航行中のヨットのマストが折れて航行不能になり、そのヨットからの救難無線を日本のアマチュア無線家が受信したという記事を報道で見ました。
確かに圏外地域は今も意外と多いんですよね。
私も自分のためだけではなく、万一スマホの圏外地域で遭難事故を目撃・遭遇した場合、アマチュア無線が役に立つのではないかなと思っています。
おっしゃる通り、無線のお世話にはならないのが一番ですね。
水蒸気などによる減衰が少なくて、見通しが良い所だと電波は意外なほど飛びますよね。
見通しではなくEスポ反射ですが、1Wの50MHzでトラック島と交信した事があります。
沢筋や谷間だと波長の長い周波数の方が有利なのだけど長いアンテナが必要。それをコンパクトにするためインピーダンスマッチングを付けると放射効率が落ちて距離が伸びないという問題もあるし、ハンディ機もあまりないから難しいですね。
アンテナの問題が解決できれば、28MHzや50MHzで3Wくらいあれば山の中での通話可能なエリアが拡大しそうな気もしますが、どうなんでしょうね。
私はまだEスポは経験した事がありません。
1Wでトラック島と交信とは凄いですね。
理論にお詳しいのですね。インピーダンス・・電気工事士の学科試験で勉強しましたが、もうあまり覚えていません😅
我が家に10WのHF機があるのですが、28MHzでマレーシア在住の日本の方と一度だけQSO出来ました。
試しに声をかけてみたら応答があり、GPアンテナでも交信出来るのかと驚きました。
奥大山の象山でアンテナ立てて遊んでる老夫婦がおられました
無線交信しに山に登られたとのこと
初めて見たので興味津々
ご本人たちは楽しそうでした^ - ^
こう言う山遊び?もあるのですね♪
そうですね!アマチュア無線は色々な楽しみ方があります。
無線機やアンテナを自作する人もいるし、珍しい地域の山の上からCQを出し、移動運用のサービスをする人もいます。
例えば標高1000mの山の上にいると、高さ1000mのアンテナを持っているのと同じなので、小電力でもビックリするほど遠くの局とQSO出来るのが楽しいですね。
ワタシも昔に♪
もう、コールは切れちゃってるケド、
一回りしてないので復活出来るかな♪
ちょっと調べてみたんですけど、旧コールサインを証明出来る書類があれば、そのコールサインを復活出来るみたいですよ。
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