霧ケ峰のビーナスライン着工反対運動をモチーフにした新田次郎氏の小説。
霧ケ峰はかれこれ7,8年前にハイキングを始めた頃登った山。ニッコウキスゲが一面に広がる山頂の素晴らしさを体感して山に目覚める一因になった場所でもあり、下山時に登りのビーナスライン大渋滞を目の当たりにし嫌な気分にもなった場所。
本書では自然と構築物の共存の賛否を浮き彫りにさせ、改めて自然を愛でることの意味を考えさせられた。最終的には着工に関しては官側に譲歩があったようだが、果たしてそれが反対運動の成功だったのか?を最後に問うシーンは印象深い。
自然は人に見られてこそ価値があるのか?自然を大切にするとは人が触れないことなのか?本当に難しい問題。
ワイが山に登りたい以上は、登った時に何が出来るかは少し考えたいものだ。久しぶりに霧ケ峰も行ってみたくなったなー。
YAMA555さん、こんにちわ
>自然は人に見られてこそ価値があるのか?自然を大切にするとは人が触れないことなのか?本当に難しい問題。
有名なお山に登りやすくする為に、名もなきお山が切り崩されて道が出来たり・・・
元々ある静かな沢と森が、自然公園を作る名目で切り開かれたり・・・
それを目の当たりにする度に、悲しい気持ちになります・・・。
普通の人が求める自然は、『作られた自然』なのかもしれませんね。
せめて、私達登山者は『そのままの自然』を愛して行きたいものですね。
>hanepataさん
コメントありがとうございます。
読まなければ、自然について深く考えずに過ごしていたかもしません。本を読むことで多少なりとも考える機会ができますね。
少なくとも観光客と同じ心構えで登山しないように気をつけたいものです。少しでも自然を大事にの気持ち忘れないようにします。
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