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出場停止処分の理由が、日本相撲協会の新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン違反(=キャバクラに飲みに行った)ですが、こんな法律でも何でもないものに違反したからって、ここまで重い処分が必要なのか、私は当時から疑問でした。この頃は「気の緩み」「人流」「夜の街」といった、およそ科学的とは言えないキーワードがコロナ脳の人々によってもてはやされており、朝乃山はスケープゴートにされ、魔女狩りに遭いました。
もっとも、今となってこの処分を悔いているのは、相撲協会の幹部でしょう。朝乃山が最後に大関として出場した2021年5月場所は、1横綱(白鵬)4大関(朝乃山・貴景勝・正代・照ノ富士)でしたが、その後、白鵬は引退、正代は大関から陥落、照ノ富士は横綱へ昇進するも昨年9月場所途中から怪我により休場中です。そのため、今場所は125年ぶりに1横綱1大関という異例の番付になっています。朝乃山にあれほど厳しい処分をしていなければ!と思っているに違いありません。
そして、その朝乃山を1敗で追うのが、金峰山です。金峰山といえば、奥秩父の金峰山(百名山)。
https://www.yamareco.com/modules/yamainfo/ptinfo.php?ptid=42
大学4年の時に、研究室の恩師の先生に連れられて登った私の登山の原点です。社会人になってから最初に泊まった山小屋も金峰山小屋でした。
金峰山の読み方は山梨側では「きんぷさん」、長野県側では「きんぽうさん」とされています。相撲取りの金峰山関のことは今場所初めて知りましたが、きっと山梨か長野出身に違いない、読み方は「きんぷさん」なのか「きんぽうさん」なのかどちらだろうと思っていました。ところが、昨日ラジオで大相撲中継を聞いていると、アナウンサーが「きんぼうざん」と言ったのです。聞き間違い?いや、今日相撲協会のホームページを見ると、確かに「きんぼうざん」となっています。そして、出身地はカザフスタンとなっており、外国出身力士でした。
ん?カザフスタン出身の力士の四股名がなぜ金峰山なのでしょうか?Wikipediaによると、師匠の木瀬親方(元幕内肥後ノ海)の故郷の金峰山が由来となっています。あれ?ますます訳が分かりませんね。だって肥後ノ海親方は「肥後=熊本」出身じゃないんでしょうか?
はい、やっと分かりました。木瀬親方は確かに熊本出身で、熊本には金峰山(きんぼうざん)という標高665mの山がありました。ただ、熊本の金峰山は「きんぽうざん」とも読むようです。
https://www.yamareco.com/modules/yamainfo/ptinfo.php?ptid=2819
今場所は十両からも目が離せません。朝乃山関!今場所は全勝優勝して、その勢いで横綱まで一気に駆け上がってください!
写真は大学4年生の2000年8月に研究室の仲間で金峰山に登った際のものです(五丈岩の前にて撮影)。
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