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2024年03月11日 19:51登山準備全体に公開

引き返すスキルを発動させるための安心装備

先日ロング縦走途中、一山越えた下山口で倒木と薮に阻まれ、下山困難というヒヤリハットがありました。よーく探せば降り口はあったようですが、手前にあった看板案内からも入ってはいけない方向という心理が働き、民家が見える手前50mくらいでどん詰まりになりました…。

時刻は15時手前、さてどうすれば良いか。今回山を登り返えす判断が冷静に判断出来た理由があったと思い、日記にすることにしました。何かのお役に立てれば嬉しいです(^。^)

❶ビバーク装備を持っていた
山岳会指定で必ずツェルトは毎回持って行きます。私の場合プラス雨対策でグランドシートとペグ(4本)をセットにして持ち歩き、また普段から泊まりで使っているので、コレがあれば凌げる安心感がありました。

❷水・食料が十分にあった
水の残りが800mlはあったのでまあ足りるだろうと判断。レーションも1回以上は残があったのでこれも大丈夫と。

❸着替えを持っていた
ビバークになった場合は、持っている服を全部着込み防寒対策をします。ロング縦走をした後は汗冷えをするので必ず上下着替えを持ち歩いています。

❹(オマケ)冷静な判断をするためにお茶を一口
パニックになると冷静な判断ができなくなり焦ってどうにか進もうとします。そんな時はお茶やおやつを食べて気持ちを落ち着けます。トイレをするも良いそうです。日常生活と同じスタイルをつくるということですね。ちなみにガイド試験でもビバークツェルトをはって客に茶を沸かし提供という実技試験があります。

というバックアップがあったので、今回山を登り返して別の道から安全に下山ができました。
ソロが多いので装備は毎回ビバークできるように8kgくらい持ち歩いていますが、いざとなった時に冷静に判断できる材料だったと改めて思いました。この装備がかつげなくなったら山はやめようかと思うくらいです(笑)。
今回は里山300mくらいの場所でまだ良かったですが、これが奥深く引き返すのが難しい場所だったらと思うとゾッとしますね… 。
今年は装備点検を兼ねてビバーク練習も1回はやっておこうかなぁ、と思いつつです。

写真1枚目:普段から持ち歩いているビバークセットの一部
写真2枚目:登り返しを判断した倒木…
写真3枚目:普段の装備を背負った状態。日帰りなら大体30-40Lくらいのザックです
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