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2025年01月29日 17:38コラム全体に公開

自然に体当たりする環境は減っているのか

ガイド関連を始めてから資格取得や更新でロープなどの道具を使う機会が出てきます。技術維持やスキルアップのための練習場所として色々探していますが、街中になるほど練習場所の確保が難しいです。

先日も当たりをつけていた公園で10mくらいの場所で大人6人くらいで参加し、3、4本くらいロープワークで木を使わせてもらえないかと交渉しましたがNGでした。理由は安全管理上からで、以下のような内容でした。

・木登り、ぶら下がり行為は禁止
・ハンモックなど木などへの物を設置は禁止

何かあったら責任は取れないという防御策でしょうが、今はSNSでもちょっとした事故が拡散される時代なので貸し出し側に相当な理解や協力がないと難しいのかもしれません。個人でこういう行為に対して事故発生の際のレスキューや保険などをかけていても、そういうものがあることも知らない人も沢山いると思います。

こういうやりとりを経験すると登山道というのも地権者が許可した場所というもので、大変ありがたいものです。我々業界では山に入れて当たり前がスタンダードでも、一歩外の99%の人からは理解されないので、特にバリエーションをやる時はヒヤヒヤします。(仕事柄、自然保全地域というのがあるのでそこは踏み入れてはダメという意識も働いたり...)

スキルや危機管理能力向上のために登山道から外れた場所もやらねばな部分はありますが、昔は木に登ったり、沢に入ったり自由で試せることが沢山あった気がしますが、段々と特に都心など人が沢山いる場所での自然体験は難しくなっているのかもしれません。自然を遠くから見るだけの自然空間って何なんだろう、、、と思いつつ。

※ではボーイスカウトやガールスカウトはどこで練習しているかを見たら東京加盟団体は大学やお寺を使っているらしい!そうかぁ、やっぱり都立公園は使えないのかぁ…

写真は山と渓谷社のロープワーク教本より。こんな感じの練習だけなんだけどなぁ
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