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尊仏山荘の夕飯はカレーです。
私たちが食堂へ行くと向かいにはイギリス人のパパと6歳の坊やがもう食事を始めています。
パパは優しい表情で坊やに何か話しかけながら食事をしています。ところが、坊やは少し食べただけでもぞもぞとしているのです。
どうしたの?と聞くと、カレーが辛くて食べられない、とパパもちょっと困り顏。坊やは我儘を言っているのではなく、何度か口をつけてはみても辛くて困っている様子なのです。
私は山へ行く時にいつも持って歩いているアンパンがあることを思い出しました。
坊やにアンパンが食べられる?と聞くと、うん。と頷きます。
今回ご一緒したrsさんが、mieppさん、それは…と目配せします。そうか、山小屋にはルールがあるのかもしれない…食べなければお腹が空くことを学ぶ機会かもしれない…
もしかしたら、何か持ってきているものを後で食べるのかもしれない…瞬時に色々なことを考えました。でも…
気がつけば私は立ち上がり、スタッフの方にここでパンをあげてもいいかと尋ねていました。OKです。アンパンを袋から出してあげると、ムシャムシャと頬張る坊や。お腹は空いていたようです。ほっとしました。
さて、問題は坊やのカレーです。山での貴重な食事を無駄にする訳にはいきません。パパもちょっと無理みたい。するとrsさんが、私が食べますよ。私は2杯ペロリですからね。と言って坊やの食べかけのカレーをさっさと食べてしまいました。
子供とはいえ、手を付けた食事をです。私は感謝の気持ちで二枚のお皿が空になるのを見ていました。
さて、翌日の朝食です。今度は私…。いつもコーヒーと果物くらいの朝食です。慣れない山小屋泊の疲れもあったと思います。とても手をつける気持ちになりません。すると、今度はrsさんが隣の若い男性に声をかけます。
こちら、食べられないのですが、おでん食べませんか。すると、えっ!いいんすか⁈と男性。パクパクと2人前のおでんが彼の口に吸い込まれていきます。おまけにご飯をお代わり。びっくりです。
そして、食べないと歩けませんよ。僕、ヴァーム持ってますからあげますよ。とおっしゃいます。躊躇しましたが、山でのご厚意は受けましょう。とrsさんに言われ、ありがたく頂戴し、鍋割山までの山行でチュウチュウと飲みながら歩きました。
何だか、とても嬉しい出来事でした。
山では当たり前のことで、誰の記憶の端にも残らないことかもしれません。ですが、私には忘れられないエピソードとして、心に刻まれております。
ちよっと日記に残しておきたいと思ったのですが、長々とした文章になってしまいました。最後までお付き合い頂きありがとうございます。
*miepp*
mieppさん、こんばんわ(^_^)
懐かしくも良い思い出ですネ(*^^*)
山小屋の魔法ですネ(^ω^)
普段の生活ではありえないコトでも、山好きな人達が集まると、持ちつ持たれつがサラッと出来てしまうモノなのですネ(^o^)
その日の小屋泊メンバーも最高でしたので、ノープロブレムですヨ(^ω^)
なのでいっぱい小屋泊込みでステキなお山さんを登りましょう(*^^*)
(ezo)暖かくなったら行きヤしょう♪
(rs)お花がいっぱいある所が良いですネ(^^♪
山を楽しむにはまず、自分が楽しむコトですヨ(*・∀-)b
お互いを思いやる気持ちも忘れずに(^ω^)
-relaxstyle&ezo♪-
rsさん&ezoくん こんばんは!
あれからまだひと月も経っていないのに、ずっと昔のような気がします。
楽しかったですね!
小屋に泊まって、もっともっと長く歩きたいという気持ちが募ります。
山が大好きです(*^^*)♪
*miepp*
mieppさん、こんばんは。
大変心暖まるエピソードですね。
しかし私はふとそのイギリス人の方はどうやって予約されたのか疑問に思いました。
尊仏山荘は365日カレーとおでんを提供しているようですが素泊まりや夕食、朝食だけというのも選択出来る様になっていますね。
英文のHPが無く内容を把握しないままの予約だったのでしょうか。
せっかくの美談をつまらない疑問で失礼しました。
Landsberg
Landsbergさん こんばんは。
そんな疑問がLandsbergさんらしいです(^^)
イギリス人のパパさんは日本在住で何度もここへ来ているそうです。おそらくカレーを食べたことがあるのではないでしょうか。
そんなに辛くはないのですよ。どちらかと言えば甘口と言えなくもないです。
パパは坊やがこれくらいのピリピリ感は食べられると思っていたのではないでしょうか。
きっとママのカレーは極甘なのでは?
それにしても、食べるということはとても大切なことですね。いつものパターンに近い食事がいつもの体調をキープすることにつながる…と思うのです。私などは自分で食事を用意した方がいいのかもしれません。
色々なことを学んだ小屋泊でした。
*miepp*
心ほんわか。
いい話だなぁ。
私に、こんなふるまい出来るだろうか?
理屈じゃなくって、心からの行動。
あっ、でも気をつけないと逆に迷惑になってしまうこともあり得るんですね。
最低限の山のルールは、私も覚えなくっちゃ。
食べ物を無駄にしない。今日私はひとつ覚えました。
sim nnsさん こんにちは。
心ほんわか…なんて言われると、日記にしてよかったなと嬉しくなります。
山の中には星の数ほどのほんわかエピソードが落ちていると思います。多くの方々はそれをひとつひとつ意識していないだけなのではないでしょうか。
きっとsim nnsさんも…何処かで…(*^^*)
食の大切さ…水の大切さ…人の心の温かさ…
山には教えられることばかり。お礼にせめて落ちているゴミでも拾わなきゃ!と思うこの頃です(^^)
*miepp*
mieppさんこんばんは〜!
mieppさんはとっても気配りが出来る方ですね。
山では日常では味わえない人と人の出会いやふれあいがありますね。
私もそんな山が大好きです。
この日記を読んで心が温かくなりました。
kitausagiさん こんばんは。
気配り⁈と…とんでもない
少なくとも…グループで山へ行くときにみんなの分までお漬物を用意したりお菓子を持っていったり、という気配りをするタイプではないです…全く…
「皆んな好きなもの持っておいで〜!できたら私の分もね〜!」って感じです。
今日も冷えますから、温まって貰えて嬉しいです!全て出逢った皆様のお陰です(*^^*)♪
*miepp*
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