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行きは静かな日影林道から城山へ向かい、なめこ汁のランチ。そこから高尾へ進んで6号路で下るという予定。
相変わらずののんびりペースですので6号路を下り始めたのは3時過ぎ。そらそろかなぁと思って上を見てみますが、それらしきものは見当たりません。すると目の前で立ち止まり何やら遠くをきょろきょろ眺めている男性がいます。
何か探していらっしゃるのですか?と尋ねると、フジキです。とおっしゃる。何でも5年に一度花を咲かせる木で今年がその年だというのです。1週間前に蕾を見つけたにも関わらず望遠レンズを忘れ、今日改めて来てみるとその木の場所を忘れてしまい探しているところなのだそうです。
私がセッコクを探していると言うと、それならば、とわざわざ戻って案内して下さいました。すっかり通り過ぎてしまっていたのです。
あれですよ、と言われて見上げるとセッコクは私の予想以上に高い所に咲いてました。白からピンクに変わったセッコクは少し残って私を待っていてくれたのです。何とも言えない品の良さは興福寺で間近に花を見たことで尚一層私の心をときめかせました。
結局、フジキは見つかりませんでした。駅までの道を植物の話をしながら歩いていると、ぽつりぽつりと出てくる話がいやに詳しいのです。不思議に思っていると別れ際に都心の植物園でガイドをされていて現在も勉強中だということです。
そうか、セッコクは勘の悪い私のためにこの方を道案内に準備してくれたんだわ!私は彼にお礼を言うより先にセッコクに感謝の言葉を呟きました。
来年は必ず1番美しい時期に見に行こうと思います。ご紹介下さったLandsbergさんにこの場を借りてお礼申し上げます。
(写真は日影で出会った昆虫たち)
*miepp*
mieppさん、こんばんは。
やっと時間を作られて高尾へ行かれましたね。
今回はセッコクと多分ボランティアガイドの方と二つの素敵な出逢いがありましたね。
セッコクは昨日私が見た限りではもう終盤だからと撮影しませんでしたがmieppさんには特別の笑顔で微笑んでくれたのですね。
それもボランティアガイドの方との出逢いのお蔭、それがなければ素通りのまま下山してしまわれるところが本当に良かったですね。
私は最近始発電車ばかり利用しているので山での出逢いが殆ど無いです。それが花の発見率を下げている要因かも知れません。
mieppさんの日記から少し学ぶものがありました。
Landsberg
Landsbergさん こんばんは。
セッコクの咲く木だけを確認出来たらいいと思っていましたので、予想外にピンクの花が見られて大満足でした。日は傾いてきますし、人はそんなにいませんし半ば諦めていたので本当に嬉しかったです。
また、遠くに沢山の花が集まっているのが見え、テイカカズラだと教えて頂きました。こちらも見事でした。また、イワタバコの葉っぱも元気そう。今後の高尾も楽しみがいっぱいですね。
だんだんと暑くなってきますので、素敵な出逢いはなくてもやはり早出が1番。
鳥のさえずりと水の流れる音だけを聴いて歩けたら…。次回は始発を目指します!
*miepp*
mieppさんこんばんわ
morigieです。久しぶりにコメントします。
私の持っている唯一の花の本(「大和くさぐさの花」)
にセッコクについてこういう記事があります。
「岩崖地に生えるので石斛の名がある。・・・・
一昔前は高価な山野草として君臨し、この花を求めて現場に赴き遭難したという話も聞く。」
と、物騒なことが書いてありました。
今は栽培されるのでかつての希少性はないようですが、mieppさんの以前の日記にあるセッコクの写真を見ると、人を魅了する魔性のような美しさを感じます。
慎重なmeippさんですから大丈夫でしょうが、花に見とれて落っこちないように気を付けてお楽しみください。by morigie
morigieさん おはようございます。
そんな話があるのですね。
もう日の傾いた時刻です。森の中に立つ杉の木にいく筋かの光がさしていました。ここまでは来られまい。と私を見下ろしているようなセッコクは、時期を過ぎているにも関わらず勘に障るほどの気品を漂わせていました。
危険を冒してもこの花を手に入れたい、と思う気持ちがわかる気がします。
ご心配ありがとうございます。あまり慎重とは言えませんので、花に手を伸ばして転がり落ちることのないよう十分注意いたします。
では、仕事へでかけます。morigieさんはお休みでしょうか。良い休日をお過ごしください。
*miepp*
こんにちは〜 *mieep*さん
セッコクは、この前の日記では、そこら辺の山で会えるのかな思ってしまいましたが、認識不足でした。遭難者も出るような険しい所に生えているんですね。morigie さんのコメで初めて知りました。勉強不足です(-_-;)
時期外れとはいえ、会えてよかったですね。新しい”花つながり”が出来ましたね。
石斛という漢字そのものが理解できませんでした。角張った岩の辺りに生えている、ということですね。足元にも気を配れという教えですね。
花に気を取られ過ぎないように。お気を付けて。
妙高さん こんばんは。
最近ラジオで聞いた話なのですが、社会で必要なのは雑談力なんですって。
1つのことを深く知っているより色々なことをちょっと知っているとコミュニケーションをとるのに役立つというのです。
花を全く知らなければ山で植物の会話は弾みません。では、どちらもかなりの知識があった場合、果たして会話は弾むでしょうか。知識のぶつかり合いにはならないでしょうか。
というわけで、私はちょっと花の名前を知っている花好きでいたいと思います。どなたかに何かを教えて頂くことは花との出逢い以上に楽しいことです。(*^^*)
*miepp*
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