私は恵まれている。自然に囲まれた地で暮らし、一歩踏み出せばそこには山がある。感謝せねばならない。
しかし、来年度にはここをたつことが決まっている。山は今よりも少し遠い存在となるだろう。
そこで、私は考えた。より日常的に取り入れられるアクティビティをもう一つ何かと。
こうして、最近思い立ったのがランニングだ。
ものは試しと走って2つ気づいたことがある。
①
まず、私は思っていた。息を切らしながら一日2000 mを超えることもある標高を疲れ知らずで上り降りできるのだから、実はマラソンなども平気なのではないかと。
しかし、私は今見事に筋肉痛である。
そう、おそらく使う筋肉が違うのだ。特に太ももの内側が痛い。鍛えられている部分もあるからか痛みがかなり局所的である。
大して走ってもいないのに本当に情け無いのと同時にこの出来事がとても面白い。
②
そして、私は走りながら何かが無いことに気づいた。
それは冒険だ。私が息が切れようと足が痛くなろうと歩き続けて登頂する原動力は、新たな地や刻一刻と変わる景色の中で掻き立てられる好奇心だと気づいた。
見慣れて、落ち着いた街中でのランニングにはあまり無かった。
しかし、毎朝走っている人がいる。
きっとそこには何か魅力があるに違いない。
今回はかなり息が上がるまで走ったので、今度はゆっくり走ってみようと思う。
風を切って走る感覚は楽しく、少し登山と似た高揚感があった。
最後に、
ちょっと面白い記事を見つけた。「ランニングは自由」でサボってもまた始めればいい「懐の深い優しいスポーツ」とのこと。
https://www.veltra.com/jp/yokka/article/why-people-are-addicted-to-running/
なるほど、山は逃げないが、ランニングも逃げないのか。
もう少し、いろいろ走りながら試してみようか。