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僕の場合、週に一度の山歩きが吟行化しています
見知らぬ土地でなくとも四季折々の発見があり
そういう意味では近くの公園に行く、歩きなれた通勤経路も立派な吟行になりえます。
※条件としては心と時間に余裕があること
久々にプレバトをうちのやつに録画してもらって見る
■■番組の絶対条件は、写真を見て俳句を詠んでください■■
であります
■■写真は菜の花と自転車!!
（爆）■■今週の山行？菜の花・自分と被るｗ
まあ菜の花は春の季語ですが、違うのはテレビは何週間も前の収録。
そして画像で詠むと
どうしても思い出や机上作業の・想像のカタチになる。
ペダル踏み菜花の香りなびく髪 宮田俊哉
ペダル踏む髪に菜花の香りくる 夏井いつき添削
春の里母雲見つけし結ぶ靴紐 美保純
靴紐を結ぶ母雲春の雲 夏井いつき添削
寒明けの立ちこぎ止める菜の花よ 新納慎也
寒明けの立ちこぎ菜の花に止めん 夏井いつき添削
菜の花や永遠にあの人と我春雲なりて 高橋真麻
菜の花や永遠なる君と吾と雲と 夏井いつき添削
6の次７の菜の花漕ぐペダル 藤井隆
添削なし
菜の花や厨に眠るあさり貝 梅沢富美男
菜の花や厨にあさり眠らせて 夏井いつき添削
厨（くりや）＝台所
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僕が添削すれば
春の里母雲見つけし結ぶ靴紐 美保純
靴紐を結ぶ母雲はるの雲 夏井いつき添削
んー、季語の春を平仮名で”はる”はないかな。ちょっとつまらないかもですが里に焦点を絞りまして
春の里結ぶ靴ひも母の雲 ほの香添削
美穂純の、里・雲・靴紐の取り合わせの中で
特に靴紐を結ぶということから、何かの決意が見えてきますね。
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僕は三週間続けて房総に行き”菜の花＋自転車”で詠んできたので、久々に観たプレバトのテーマにびっくり（笑）
蜜蜂を乗せて軽やか花菜風 ほの香
蜜蜂は花菜の風をまぶしたり ほの香 （但し季題は蜜蜂）
スポークを巡る光や花菜風 ほの香
花菜ならそこにもあるよ安房の道 ほの香
これは最近詠んだうｐ済の俳句で、別に自慢したいわけでもプレバトで評価されようとは思っていない（笑）
だが、現場にいなければ解らない絶対的な感動。それをどうにか表現し、解ってくれる人と分かち合えればいいと思う
そういった現場主義の俳句を幾つか
斯く迄に囁くものか春の水 高浜虚子
外にも出よ触るるばかりに春の月 中村汀女
女身仏に春剥落のつづきおり 細見綾子
斯く（かく）、囁く（ささやく）、外にも（とにも）、剥落（はくらく）
検索したらプレバトにも地名のテーマがあったらしいが、、
行春を近江の人と惜しみける 松尾芭蕉
鎌倉を驚かしたる余寒あり 高浜虚子
春なれや名もなき山の朝がすみ 松尾芭蕉
街の雨鶯餅がもう出たか 富安風生
■■俳句のルールや技巧としてのプレバトの添削はとても参考になります■■
名吟・佳句を引き合いに出してプレバトと比べるつもりではありません。しかし写真を見て詠むのとは違う絶対的な臨場感。。感じませんか？
春なれや名もなき山の朝がすみ 松尾芭蕉
山本健吉氏の解説を転載します
・これは大和路の春である。万葉びとが春霞の情趣を味わい取ったのも、大和盆地においてであった。春の大和路を歩くと「たたなづく青垣」をなしていると詠まれた四方の山並みが、すべて霞にぼやけて、三山も二上も三輪山も薄い帳（とばり）に覆われ、すこし遠くからだと姿を隠してしまう。古代の日本人が発見した霞の情趣は、大和地方に来てみると、なるほどと納得できるのである。
行春を近江の人と惜しみける 松尾芭蕉
以下は僕の解説
琵琶湖の風景。琵琶湖の春。地元の人との語らい。もちろん写真にも人物を探究したジャンルもある。丹野清志氏の里山・人物写真。これは呑めるね(爆)
ただ俳句は情報量が多い。上の一句がどれほどの情報を持つことか
鎌倉を驚かしたる余寒あり 高浜虚子
みなさんは春の鎌倉と聞いて何を連想するだろう。
なにを連想するだろう？
そのいちいちをノートに書きだしてみるといいだろう
現代の人は書くことが苦手と思う。鎌倉について思いついたところを書いてみる。
その鎌倉が驚いた。春の鎌倉人が驚いたのである
机上を離れて吟行に出よう。
※ただし誤字脱字は机上で正してからうｐすること（爆）
プレバトの俳句コーナーは良く見てます。
別に俳句が好きと言う事でなく
夏井先生の解説の口調が好きだからですが
美保純さんの句の添削はあえて雲を重ねる
と言ってましたが・・・・
素人の私は、うん？なんか重くない？
と感じました。ピンボケな話かな？
ほの香添削に
こんばんはですー
夏井先生は素人にも容赦しませんね。それが面白いところではありますｗ
梅沢富美男さんは口が悪いしｗ
僕も素人で添削など本当はアレなのですが・・
本人が何を感じたか？が焦点（ピント合わせｗ）かと思われます。
梅沢富美男さんのは机上で考えて季語重なりの技巧だけが前面に出てしまって、菜の花と台所の浅利もなんだかなでｗ肝心な臨場感とか映像が浮かばなかったというか。。
菜の花や道の駅には浅利の絵 ほの香
余計に悪くなったな。。
さて明日も房総です（爆）
写真に写るものも、写せないものもある。だから、写真は、真を写すことを目標にして、その技術を進化させてきた。相当に技術が進化した今でも、風は写せないし、匂いも写せない。もっと単純に春の霞さえ、難しいと思う。ましてや、写真一枚から臨場感は難しく思う。言葉の技巧でなく、肌に感じる何かを詠まれたのを、読むのが、いいなと思う。
スポークを巡る光や花菜風
かなちょっと好き
こんばんはですー
> スポークを巡る光や花菜風
> かなちょっと好き
実際、”菜の花と自転車の写真を見て”というミッションではこういう句は詠めないはずです
※この句は僕自身、もちろん気に入っていて、最初は”スポークにに光流れる”と詠んだのですが、流れると花菜風の相性が悪い（留まらない）ので、”巡る”と推敲したのでした（＾＾；
車輪は回転するので。。
さてご指摘のように写真より俳句のほうが情報量が上であります
俳句は言葉の連想力があります
※俳句の苦手は時事関係です。
！！キムなんとかさんを俳句にしようとは思いませんからね
梅が香に花嫁ぞ知るむかし道 ほの香
ついでにですが、これは残念句ですｗ
ただし現場ですけど昔の人のが強い気がしますねー
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