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先手 藤井聡太王位 vs. 後手 永瀬拓矢九段
兵庫県神戸市「中の坊瑞苑」 持ち時間 各8時間
画像1 投了図 手前が勝った藤井王位
ABEMA中継を見ながらリアルタイムで駒を並べていました
盤面永瀬さんの△45金から、藤井さんが▲47玉と引いたところ
藤井玉を詰めるには持ち駒が足りず(歩があるのですが打歩詰めは反則)、かといって藤井さんは持ち駒豊富につき永瀬玉は詰み確実なので、投了やむなしとなりました。
その投了図なのですが、驚いたのがこの局面まで永瀬さんが連続王手でここまで指し切った、、藤井玉に詰みがないことを途中気づいたにも係わらず”最後まで指し切った”のです。
途中にも驚く順が多数あり、中盤の入り口で藤井さんの角ただ捨てと55の天元における桂と銀のただ捨て、、永瀬さんの飛車を見切っての46銀打ちなど驚くばかり。。
画像2と3 終わってみればこの通り。この2人によってこの美しい棋譜と投了図が完成したのですね。
ただ僕程度では感想戦の内容にはついていけないです(あたりまえかw)
※71期王将戦第1局の都詰めor吊るし詰めも美しい棋譜なので暇な人は並べてみてください。
※いま徹子の部屋(テレ朝)に脚本家の大石静さんが出ているのですが、残念ながら”べらぼう”の話は出てこなかったw
半年前に書かれた脚本だと思いますが米騒動の状況が現代とリンクし過ぎて唖然としましたね(-_-;)
この対局では、中盤までは研究範囲として互角でしたが、研究を外れたところからの藤井王位の閃きと読みの深さ、精度がさらに上がっていたように思いました。
将棋AIの候補に無い手を指して、一時的に評価が下がりしばらくして評価が上がると人間もやるものだなと思います。
ご存じかもしれませんが、何年か前に谷川さんが「皆で寄ってたかって藤井さんを強くしている」といっていましたが(;^_^A 今回の時間の使い方は永瀬さんのいわゆる暗記・研究指しを、藤井さんが現場で対応するという(いつもの)流れで、その現場での対応が(いつも)正確すぎます(;^_^A
他の棋士同士の対局だと何回も評価値の逆転が起きるのですが、このお方の場合はたまにマイナス評価になっても毒饅頭を食わせてくるので恐ろしいです。。
AIがない時代だと解説の人も指し手の意味が全く分からないことが多いでしょうし、最終番にはほぼ詰みとか、ほぼ詰まないとか、今以上に曖昧な解説になってしまうかもですね(;^_^A
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