単語帳は、山登りで出会う「山に登ろう」で””登山口””と””取り付き”"の違いを説明し、”雉うち””や”一本立てる”という山家の登山用語の解説をしている。更に、「山の空」”モルゲンロート”や”ブロッケン”について、写真家の栗田貞多男氏の写真を合わせて解説しており、写真を見ているだけでも楽しい本になっている。「山の草木」、「山の季語」、「山の動物」の章も、素敵な写真が満載で、気楽に楽しめる構成になっている。
更に、「高山への誘い」では、”表銀座”と”裏銀座”の違いが解説されており、「秋の彩り」、「雪山賛歌」、「沢と峡谷」、「岩の王国」では山の四季を代表する用語の解説がなされている。
更に、「山の道具」では、山登りや岩登りに必須の”ザック”や”ストーブ”等の山用品をとりあげて分かり易く解説している。また、「「登山という行為」では、岩登りや沢登りで使われる専門用語の解説をしている。巻末には単語帳の索引もあり、逆引きして必要なところを読むだけでも役に立つ構成になっている。
しかし、この本は、写真が素晴らしく、田部井さんの分かり易い解説と合わせて、通読することをお勧めしたい。
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