この本は、東京出版編集部が竹内氏へのロングインタビューを基に7つの章で構成され、全体で63編のエッセーから成っている。それぞれのエッセーには、簡潔な見出しがついており、第4章「プロって何だ?<覚悟と努力>」では、小見出しで「30. プロ登山家」、「31. アマチュア」、「32. 契約」、「33. 生業」、「34. 役割」、「35. 準備」、「36. トレーニング」、「37. 健康」、「38. 技術革新」、「39. 時代性」というテーマに分けて竹内氏の考え方が記されており、全体を通して読まなくても、気になったところを読み進んでも面白いような構成になっている。
また、コラムとして、東京出版編集部がまとめた8000m級14座の名前の由来と山のイラストがついており、参考になった。
目次は以下のとおりである。
第1章: あらゆる挑戦は「好き」から始まる<好奇心>
第2章: 出会いがチャンスを作り出す<コミュニケーション>
第3章: 審判もルールもない山の世界で<想像力>
第4章: プロって何だ?<覚悟と努力>
第5章: 恐怖は避けずに利用するもの<恐怖心の活用術>
第6章: 自分の活かしどころを洗い出そう<個性の意義>
第7章: 頂上はゴールでなく通過点<最終目標>
コラム: <14座の名前の由来>
この本の内容は、2013年にNHK出版新書から発行された竹内洋岳氏の「標高8000mを生き抜く 登山の哲学」と当然のことながら、似通ったものになっている。
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