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中高年で山歩きを楽しんでいる方が増えているが、それに伴い、遭難事故が20年前の3倍になっている。山の遭難事故は、難しい高山や冬山や岩登りで増えているのではなく、日帰りで行ける高尾山や奥多摩の低山でもたくさん起きているとし、最近増加の一途をたどっている山での遭難事故の発生状況の分析から、安全に山歩きを楽しむための大事なことを豊富な事故事例を基に解説してくれている。
第1章で「なぜ、高尾山や都会近くの低山で”遭難”が増えているのか?を説明し、第2章で「危なっかしいのは…こういう人です」として、計画を立てずに、地図桃の田主に山に登ろうとすることの危険性を指摘している。第3章では「本格登山でなくても”山は山”です”」として、転倒、滑落、脱水症、高山病等で遭難に至る危険性を開設している。第4章では、「スマホやネットがあるから、まぁいいか」は危険すぎます。として、最近増えているスマホ頼りの山歩きに警鐘を鳴らしています。
第5章では、「疲れない・転ばない歩き方」も町とはこんなに違います」として、消費エネルギーを節約する歩き方や、適切な休憩、エネルギー補給の仕方を解説しております。第6章では、「”山のプロ”ほど外さない服装、持ち物の選び方」について、服装や山道具の選び方について解説しております。第7章では、「出かける前の準備」で10倍楽しくなります。として、スケジュールの立て方や事前準備時のコツを伝授しております。第8章では、これらを踏まえて、「ビギナーでも歩ける!魅力たっぷりの名山6ルート」として、高尾山、高水三山、木曽駒ヶ岳、尾瀬、富士山、立山のルートを紹介しております。
最近、ハイキングクラブの立ち上げのお手伝いをする機会があり、遭難事故を起こさず、安全に山歩きを楽しむための基本的な事項をコンパクトにまとめてくれている良書だなと思いました。また、初心に戻って安全登山を見直す良い契機をいただきました。
遭難とは高い山でのことと思って
いましたが、低い山でも単独で歩いていると
遭難の危険性を判ってきました。
丁度良い本の紹介ありがとう
早速買って読んで見ます
最近遭難件数が増加の一途をたどっておりますが、その大半は、低山や都市近郊のヤマでの事故だそうです。この本は、我々が安易に見落としている基本的な事項に立ち返って行動することの大切さを思い起こさせてくれているように思います。
これらを踏まえてビギナーでもいける。
そんな言葉に煽られて、
自分の能力、年齢、体力の衰えが、
想像以上に進んでいることに、
遭難してから気づく人が
増えているんだと思います。
自分もここまで衰えているとは、、、
の連続です。
今は、ある意味情報が多すぎるようで、
実は肝心なところが抜けているのだと思います。
こういう本で少しでも遭難が減るといいですね。
情報過多の時代ですが、ちゃんと計画を作成し、地図を基に現在位置を確認しながら、道迷いをしないように行動し、遭難事故を起こして他の方々に迷惑をかけないようにしたいものですね。
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