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2019年03月15日 15:44読書感想レビュー(書籍)全体に公開

【金副隊長の山岳救助隊日誌: 最近読んだ山の本】

この本は、警視庁青梅署山岳救助隊副隊長として、奥多摩地域の山岳救助に40数年の長きにわたって従事してきた警察官だった金 邦夫氏が、平成14年〜平成18年にかけて体験した山岳救助の様々な事例をもとに、安心登山の願いを込めて記したものである。
奥多摩の山は、都心から電車ですぐに行ける身近な場所にあり、昨今の中高年登山ブームの影響もあり、様々な方が、山に入っている。これに比例して、奥多摩での山岳遭難事故件数は、増加の一途を辿っている。
この本では、川苔山で行方不明になったベテラン登山家の遭難時の数ヶ月にわたる捜索活動の事例や、ワンダーフォーゲル部の学生の眞名井沢での遭難事例や雲取山への登山教室の参加者の滑落事故、御前山でのダブル遭難等について、遭難救助の要請電話が入ってから緊急出動し、必死で捜索にあたり、遭難者を救助したり、難しい谷底からの遺体の収容等数十件の遭難事例の経緯がリアルに描かれている。
これらの事例から捜索を効率よく進めるための登山届の提出の重要性、事故発生時の連絡が難しい単独行の危険性、装備が不十分な状態での安易な山行の危険性等を具体的な事例をもって訴えている。
本書の巻頭言で、登山家の岩崎元郎氏が「安心登山の10ヶ条」という推薦文を寄せているが、この10ヶ条を是非自分でも守って行きたいと思った。この本は、多くの方に読んでもらいたい本である。
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