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この山には多くの池がありますが、その池に魅せられたのが著者です。
著者は2008年に亡くなられましたが、教育学者で愛知県立大学助教授・愛知県立女子短期大学教授等をされていました。
当時の御池岳は鹿の食害が問題になる前で、背丈を超えるイブキザサの藪に覆われていました。今のように登山用のGPSも無かった時代に藪に隠れた中の池を見つけるのは大変な苦労だったと思われます。
この本は1994年の御池岳への登山記録と御池岳に関する資料の研究からなっています。
池探しの名人Y氏や、御池岳鉢巻き登山や南西斜面の登攀をやってのけるR氏、藤原岳に1100回登った山の歌人等それぞれ山を楽しむ人たちとの交流もあり、お互いに切磋琢磨しあったのでしょう。
飾り気の無い文章で山岳会の会報っぽい感じがします。
この本は御池岳の本ですが、登山には色々な楽しみ方があることを教えてくれます。
著者は御池岳に関する三部作を出されていて、この本は第二弾です。
自費出版なので入手困難ですが国会図書館等にはあると思います。
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