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【お詫び】:一部誤りを修正・加筆しました。
・穴熊はイタチ科アナグマ属なので月の輪熊や羆との交雑は無理。
・熊と犬との交雑種については熊にそっくりな犬種なのだが熊の目撃多発地帯ではハイブリッド出現! と噂になる事がある。
若い痩せ熊だと紛らわしすぎるかもしれない !?
・一般的な猫や犬は分類上はイエネコ種やイエイヌ種の中でのそれぞれの個体種。
イエネコ種同士やイエイヌ種同士の交配により新種が現れるが分類上はイエネコ種やイエイヌ種の雑種扱い。
「遺伝子的に近ければ」種を越えた交雑種が発生している。
**:突然変異的な遺伝子異常の発生を前提とした交雑には原則として触れない。
何でも有りになるからである。
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🔘:月の輪熊にも赤毛がおり羆にも黒毛がいる。
月の輪熊でも胸の白斑が無い個体や羆でも胸に白斑をもつものや白斑が肩周りに広がっている個体もいる。
🔘:アルビノや白変種と白毛種は異なる。
月の輪熊と羆のアルビノについては1902年の上野動物園に存在しており"シロクマ"と呼称して当時導入の北極熊と区別していた。
これに合わせて"北極熊(白熊)" のような白熊・シロクマを併記する表現を行わないこととする。
というのもロシア周辺の複数の言語では同一の単語が北極熊だけを意味する場合と白い熊全般を指す場合があるためでもある。
白い羆については北方領土にて存在が確認されており、他に北海道南西部にて確認された個体はアルビノとは異なるようだとして研究グループの調査継続中。
🔘:月の輪熊x羆の交雑種について述べられているものを一つだけ見つけたが「過去の動物園などで〜」とだけのため月の輪熊の赤毛や羆の黒毛を出産しただけなのか? 時期はいつか? DNA検査を行ったのか? 等、詳細不明であり自然環境下では無いため真偽保留としこちらには現状触れない。
八幡平熊牧場では混成飼育していたが月の輪熊xヒグマ種の交雑は発生していない。
【加筆】:交配可能な組合せを確認しました。
🔘:熊の専門家以外からの交雑の可能性判断をメディアが扱うのは如何なものか?
🔘:月の輪熊、アメリカクロクマ、マレーグマはクロクマグループとなる。
マレーグマxナマケグマは父系遺伝での近縁だからか野生での交雑が確認されている。
【修正】:交雑の組合せを修正しました。
組合せは『改訂版、ハイブリッド熊のまとめ』に示しました。
🔘:蝦夷羆、コディアック羆、灰色熊(グリズリー、ブラウンベアー)は近縁のヒグマ種であり更に近縁の北極熊と合わせてヒグマグループとなる。
北極熊x灰色熊、北極熊xコディアック羆、飼育下という条件付きで蝦夷羆xコディアック羆での交雑が確認されている。
(北極熊x灰色熊の交雑種の呼称は複数有り)
🔘:アメリカ大陸やユーラシア大陸ではクロクマグループとヒグマグループの生息域が重なっている地域があるが異種グループでの交雑は今まで確認されていない。
本当に交雑の可能性があれば日本国内だけでなく外国の研究家も放ってはおかない。
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【異種間交雑の可能性】
・生息場所の合致
・生息場所への適合
・適合生息地への移動
・排他行動や回避行動が無い
・繁殖時期の一致
・生殖隔離の回避
・生命力減少や病弱とならない
・片方の生態特色を色濃く持つ
・本州全域への適応性を獲得
・繁殖力を持つ
👉これら可能性を全てクリアして交雑繁殖しているとは考え難い。
*:八幡平熊牧場の事故時には慎重に確認し園外への逃亡痕跡が無かった旨が発表されている。
事故が"脱走"と扱われるために"園内逃走"を"園外脱走"と潜在的な意識誘導が発生している可能性は念のため指摘する。
事故以前の園外脱走の真偽は判断不能としておく。
*:もしも仮定の話として、牧場の外柵が壊れていてそこから野生熊が侵入して山へ帰っていったところを目撃していれば脱走と誤解する可能性もある。
管理台帳があれば残った頭数確認により正確な判断ができる事案である。
現実にこのようなことが発生していれば営業に影響するため実際には考え難い。
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個人が可能性を信じる信じないは自由ですが
風桶理論のような可能性の多重化理由によりメディアまでもが東北のハイブリッド熊の危険性を訴えるのはやめていただきたく感じます。
カッパの里の自治体で水難事故が続いたからといって「凶悪カッパに注意!」なんて報道はしないでしょ?
というわけで月の輪熊、蝦夷羆、コディアック羆の平均的な大きさ&体重、そして確認されているそれぞれの最大の大きさ&体重は是非とも知って欲しいと思います。
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