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【現存するクマ8種】
【種の出現】
【系統分類】
【クマの異種間交配の組合せ】
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*:動植物の分類は年代や研究者の解釈により異なることがあります。
又、研究・解析の進んでいない分野や、研究・解析が進んだことにより更なる疑問点も生じているため以下の内容が将来刷新される可能性もあります。
予めご了承下さい。
【重大なお知らせ】
誤解釈な資料を元に以前説明していたり、外国の資料の読み込みが足りなくて見逃していた情報がありました。
謹んでお詫び申し上げます🙇
これによりツキノワグマとヒグマのハイブリッド発生について行政発表の「交雑は極めて稀」を個人的判断として「交雑は極めて稀にあり得る」と情報更新します。
この組合せでの交雑ハイブリッドの発生は"しうる"とも"しない"とも両方いえます。
なんじゃそりゃ! と思った方は本文をどうぞ。
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【現存するクマ8種】
・ジャイアントパンダ
・メガネグマ
・ナマケグマ
【クロクマ類】
・ツキノワグマ(アジアクロクマ)
・アメリカグマ(アメリカクロクマ)
・マレーグマ
【ヒグマ類】
・ヒグマ
・ホッキョクグマ
注釈:クロクマ類、ヒグマ類という分類は本来存在しないものの説明し易いため用いる。
"ヒグマ類"という表記は文脈からホッキョクグマを含むかどうか判断して下さい。
・クロクマ類には他の種類もいる。
クロクマ類は生息場所が重なれば異種間交雑してもおかしくはないと考えるが…以下参照。
ツキノワグマはニホンツキノワグマと大陸系ツキノワグマがいる。
ニホンツキノワグマは"進化上での近年"に増加した痕跡から本土ヒグマの減少と関連が考えられている。
・ヒグマにはエゾヒグマ、ハイイログマ(グリズリー、ブラウンベア)、コディアックヒグマ、等々がいる。
近縁のため異種間交雑する。
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【種の出現】
┳ジャイアントパンダ
┗┳マレーグマ
┗┳メガネグマ
┗┳ナマケグマ
┗┳ツキノワグマ
┗┳アメリカグマ
┗┳ヒグマ
┗ホッキョクグマ
ザックリ表記ですが左側は古く、右側は新しく分化した種類です。
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【系統分類】
今まで動植物は色や形や大きさ等によって分類されており研究者によって分類方法に意見の相違がありました。
しかし最近はDNA解析により分類方法の相違は減ってきています。
大半の分類は母系遺伝を基準として公開されているようですが以下に一部のクマのDNA解析による系統分類を示します。
ヒグマはヒグマ類を示します。
【ミトコンドリアDNAでの分類】
(母系遺伝)
┏━━━ナマケグマ
┃
┃ ┏━マレーグマ
┃┏┻┏ツキノワグマ
┻┫ ┗アメリカグマ
┃
┗━━ヒグマ(ホッキョクグマ含む)
*:ヒグマが細分化した中にホッキョクグマがいる。
ヒグマとホッキョクグマを分化させた表示もあある。
【核DNA(y染色体)による分類】
(父系遺伝)
┏ナマケグマ
┃
┏┻マレーグマ
┏┗━ツキノワグマ
┫
┗┳━アメリカグマ
┃
┗┳ヒグマ
┗ホッキョクグマ
ほとんどのクマの行動圏は♀雌は地域グマ率が高く、♂雄は移動性が高いようです。
ヒグマ類とホッキョクグマとの関係はDNA解析の疑問点を研究中とのことです。
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【クマの異種間交配の組合せ】
上記の【現存するクマ8種】や【種の出現】、【系統分類】と合わせてご覧下さい。
納得もあればよく分からないところもあります。
*:この交配の組合せは自然環境下か飼育環境下かや、自然交配か人口交配か、交配成功確率の高低までは明示されていませんでした。
又、現存種の全てに於いて交配試験をしたのかも分かりません。
🔘:ヒグマ類xヒグマ類、ヒグマ類xホッキョクグマは♂♀問わず可能。
ヒグマ系種類の中でのことから自然環境下での発生は不思議ではありません。
🔘:アメリカグマxヒグマは♂♀問わず可能。
🔘:♂マレーグマx♀ナマケグマで可能。
自然環境下で発生。
🔘:♂ヒグマx♀ツキノワグマで可能。
このツキノワグマが大陸系ツキノワグマとニホンツキノワグマのどちらを示しているか分かりません。
大陸系ツキノワグマとニホンツキノワグマのDNAがどこまで類似かも分かりませんがそれ程離れているとも思えません。
念のため、♂ツキノワグマx♀ヒグマは交雑は不可能なようです。
*:八幡平熊牧場ではヒグマ類とツキノワグマの♂♀雌雄混成飼育でも異種間交雑ハイブリッドは発生していませんでした。(ヒグマ類同士での交雑ハイブリッドはあった)
このことからもアメリカグマxヒグマ、♂ヒグマx♀ツキノワグマは外国のデータのためおそらく外国での飼育環境下での発生と思われます。
飼育環境下と自然環境下とでは繁殖条件が異なることと、異種間交雑のため発生確率は極めて稀にあり得る程度となります。
温暖化の昨今、寒冷地仕様ともいえるヒグマ類が本州に適応できるかや異種間での排除&回避行動の有無、生殖的隔離の回避、病弱回避、繁殖力の獲得、等々を全て乗り越えての繁殖はかなり難しいと考えます。
通常、異種間交雑は母胎ダメージを考慮すると発生率が高いとは考えられません。
生殖的隔離により【異種間交雑ハイブリッドの発生は無理もしくは極めて稀にあり得る程度と判断して考慮する必要が無い】となるのでしょう。
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他の動物のハイブリッドは大半が同属での発生のようです。(記載量が増加するため具体的には示しません)
こいうことが知られていないのは動物の分類上での説明がほとんどなされていないからと考えます。
♂ライオンx♀トラ→ライガーのように父母を凌ぐ大きさに必ず他の交雑ハイブリッドでもなるわけではありません。
他には人工授精により発生している例外ハイブリッドもありました。
しかし極稀に離れた種での発生も認められています。
様々な情報からの推測結果として♂イエイヌx♀パンパスギツネですが《イヌ族イヌ亜属イヌ属タイリクオオカミ種イエイヌ亜種xイヌ族カニクイイヌ亜種スジオイヌ属パンパスギツネ種》となりパンパスギツネは《キツネ族》ではありません。
非常に紛らわしい。
イヌ族の種の分化が多いことが関係しているかも知れません?
イエイヌ亜種やイエネコ種の中での品種交配を種を越えた交雑と勘違いしている人はかなりいるようです。
*:八幡平熊牧場では熊の仕入れ先の大半が不明のためヒグマは蝦夷羆かブラウンベアかの判断ができかったかも知れない?
コディアックヒグマは確実にいたが純粋なコディアックヒグマかは判断不能。
この事が理由かは不明だが「ヒグマしかいなかった」と事故後の最終判断になっている。
東北で目撃されている赤毛熊も肩周りが白くて袈裟懸け状態なら羆だと断定できるのに…、無人カメラにより映像が確保できれば行政も重い腰を上げるかもしれません。
そして赤毛熊を捕獲や駆除したときにツキノワグマとの異変を感じたらDNA検査をしてハッキリさせてくれればいいのに。
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熊の学術名が難しかったり、分類方法が違っていたり、絶滅種が出てきたり、マイナー種が出たり、スペルミス表記があったり、交雑名が何種類もあったり、解釈の異なる研究情報だったり、個人的感想で具体性が無かったり、専門用語の誤解、個々の情報が散在していて今回改めて新規に見直して有効そうな資料を纏めました。
「恐いね、恐いね、熊って恐いよね😱」とか「ハイブリッド熊の可能性って恐いよね😱」って不安を煽るだけじゃなくて最初からこういうデータをそろえて提示して説明してくれればわかり易かったのに😢
ツキノワグマを知りヒグマ類のことを知れば百戦するも…
…
……
百戦錬磨するよりも▽
一戦のために対策し、その一戦すら回避する努力をしましょう。
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