「旅に病んで夢は枯野を駆け廻る」
ご存知と思いますが、芭蕉の句です。
私は俳句を創る能力も知識も無いのですが、この下の句が大好きです。
目を閉じると枯野を駆け廻る自分が見えるという状態に本当に共感できるからです。
山の稜線を遠くから眺めた時にあそこからあそこまで歩いたんだなという感慨に満足感を覚えることはよくあることと思います。
この句の解釈は、一つではないようですが、私は独断と偏見で、この句に共感しています。つまり、ガンガン歩き廻った自分への郷愁ではないかと。今は歩き廻れないけど、そうしていた自分が懐かしく、とても幸せだったという充足感を味わっているのではないかと思うのです。
それにしても、芭蕉の表現力はすごいと改めて思います。
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