夜明け前の高尾山麓には同様に未明の登山を試みる者が三々五々と見られた。
当日の日の出時刻は6時9分。高尾山薬王院にて読経の中迎える。道中、漆紅に染まる東天を認めていたが、いよいよ赤くぎらつく太陽が顔を出した。
夜明け間もない山頂は人も10名ほどで静かだ。東の展望が開けているだけでなく、丹沢方面、富士山もちょっとだけ見えるくらい。曇天予想で展望はあまり期待していなかったが、予想以上に晴れのようだ。
ここで、6号路が混雑緩和のため、日中時間帯は登り専用になっていたことを知る。登山ルートがいくつもあるとはいってもやはり来訪者が山のキャパシティ(許容量)を越えてしまっているのだろう。5号路を巡りながら来年初の山歩きは高尾山にしようかしらなどと考える。
下りは稲荷山コース。朝まだ早いが続々と人が登ってくる。これがさらに時間が下ったら大変なことだろうと思うくらいには多く感じた。ちょっと時間がかかるかなとは思っていたが、都合よく高尾山温泉が開く8時少し前に下山。高尾山口の清滝駅前には早くも行列ができ始めていた。
さて、肝心の温泉だが、料金は通常1000円。メインの外湯は何ともぬめりんことして肌に良さそうである。できてまだ日が経っていないので木の良い香りもした。外湯メインの構成となっているが、うまく人工物を隠して緑しか見えないようにしてあるのも好印象である。
内湯:日替わり湯、水風呂、サウナ
外湯:ぬる湯、あつ湯、炭酸湯、檜風呂、座り湯
食事処やほぐし処、うたたね処もあるので入浴後もゆったりできる、と言いたいところだが、私が帰る10時半頃には受付で「混み始めています」と説明していたので、11時以降ゆったりできるかどうかはわからない。
レポートありがとうございます。来訪者の数が山のキャパを越えている。。。。うーん。。。
いつか温泉にはいれる日は来るのでしょうか。
「キャパを越えている」というのは言い過ぎでしたね。
山頂のみが山にあらず。薬王院やロープウェイ駅周辺、一丁平も含めて考えれば高尾山はまだまだ広いです。(一丁平辺りも人は多いですが。)
また、山頂近くのトイレにルートごとの混雑状況を示した表が貼ってありましたが、意外と比較的空いているルートもあるようです。
或いは、夜討ち朝駆けができるようならオフピーク山行も可能でしょう。
これからの季節であれば、温泉に入った後にクリスマスイブの夜景を山頂から眺めるとか、初日の出を山頂から拝んで、その後温泉に入るという楽しみ方もあるでしょう。
温泉は、もう暫くしたら混雑時間帯情報も含めてガイドブックか何かに載ると思うので、それを活用しましょう。
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