この年末年始もいくつか山岳遭難が報じられ、亡くなられた方もいたのは残念なことだ。
遭難の中で特に目を引いたのは、19歳の少年2人が1月3日、革ジャンにチノパン、スニーカー姿で「軽いノリで」富士山に行って遭難した件である。日頃は自分自身が軽装なため、軽装登山者の遭難が報じられると非常に嫌な気持ちになるのだが、今回ばかりは率直な感想として「ようやるなあ」と思った。
と同時に、彼らは、若さゆえに、しかも身体的には非常に成熟しているために、つい精神的背伸びをしてしまったのだろうが、自分にも同様に背伸びをしているところはないかということも考えた。
何事にも基本形があって、その上に独自のパターンを見出していくものだが、山行における基本とは、まさに地に足をつけて歩くことなのだろう。
無事の帰還無くして楽しい山行無し。
今年も2〜300mの低山から3000m級の峻険な山々まで、風の向くまま、気の向くままに出かけることになるだろうが、基本を忘れることなく無理することなく山と接していきたい。
とりあえず今月は、先月21日から続いている咽喉の不調を治して近くの山に初詣に行こう。
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