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といっても、ゴールしたのは21:12。タイムリミット21:30のわずか18分前というギリでした。おそらく、私のうしろには10人ほどしか残っていなかったはずで、ほぼほぼベベタです笑。完歩した他のみなさんはみな私よりずっと速く歩き切っていらっしゃるわけです。
それでも何なんだろう、この充実感、達成感、喜びは! とにかく嬉しく、自分にとって大きな自信になった気がするのです。
ん? 「それぐらいで、そんなに喜ぶな」って? まあまあ、そういわずに。たしかにもっと健脚の人から見れば、21:12ゴールふぜいで大喜びするなってところでしょうが、それはそれ、人にはそれぞれレベルというものがあるわけで、私的にはこれでも上出来すぎるんです。
ふり返れば、昨年11月の神戸市の大会にもぐり参加して半縦したときは、須磨浦公園から新神戸まで歩くので精一杯でした。市ヶ原の桜茶屋前に「←全縦」と「半縦→」の分岐点が設けられて大きなサインが表示されているのを見て、全縦の人たちはこれでまだ半分なのか、信じられんと思ったもの。そのときは、とても自分には全縦など不可能だとしか考えられなかった。
それが今回、そう思った自分が半年後に曲がりなりにも全縦できたのです。これを喜ばずして何を喜べというのか(大げさ)。そのときは異次元のことに思えても、機会がめぐってくれば、その異次元に自分でも到達しうるのだということを改めて学ぶことができました。
また、今回完歩は不可能と思っていた別の理由もありました。なんと元日にインフルエンザに罹ってしまい、その余波のせいで大会当日まで山へはまったく行けていなかったからです。もともとそれほど頑健ではないところに加えて、病気のせいで太ももやふくらはぎの筋肉が目に見えて落ちてしまい、またイチからリハビリしなければならない状態で、これでは全縦はもちろん半縦さえ難しいと思われていたのでした。実際、歩き始めたら登り坂で足が重く、すぐにこりゃダメだと感じました。
ところが、あまり余計なことを考えずに、とにかく一歩一歩歩き続けたら、とうとう完歩できたのです。人間の可能性というのは思った以上にあるのだな、とも認識を新たにした次第(これまた大げさ)。
といったことで、ほぼほぼベベタでも嬉しいのです。そして、嬉しさのあまり、こんな日記まで書いてしまっているわけで笑。
これをお読みくださった方々には、ぜひぜひ、可能性と喜びのおすそ分けをしたいと思います。私は「やればできる」とか「願いは叶う」という言い方は好きではありません。やってもできないときもあれば、叶わない願いもあることを知っているから。
それでも、そうしたことを踏まえてなおチャレンジすることそのものに価値があると思っています。そして、さまざまな要素がうまく嚙み合えば、チャレンジが成就することもある、ということだと考えます。
ぜひ、みなさんも念願にチャレンジしてみてください。
PS
なお、大会のレコをこちら↓にアップしています。見てやってくださると嬉しいです。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7879846.html
何事でも自分なりに挑戦して自分なりに1つでも達成感や充実感を得られた時点で喜んでいいことだと思います👍?
完歩できたことで不可能だと思う理由や先入観を打ち破れて自信に変わったことも良いことだと思うし、他の事にも活かせていけると思います👍?👍?
改めて完歩の程、おめでとうございます😊
心温まるコメントありがとうございました。
そうなんです。先入観であれはムリだろう、これは不可能だろう、と決めつけていたことに気づかされました。限界を勝手に低く設定していたんですね。
おっしゃるように、この教訓は山歩き以外にも活かせそうな気がします。そういうことでいえば、もしかしたら、人生を変える山行になったのかもしれません。
ありがとうございました!
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