![]() |
![]() |
![]() |
入渓して見ると、ガイドブックには最初の滝がF1のように書いてあったが記憶ではそうではなくその手前に滝が一つ確かにあった。ところが最近の動画を見てもF1が最初のようだ。不思議に思っていたが、最近、日本百名谷という本を古書で入手し、ナゾが解けた。大月地獄谷も解説されていたのだが、実はF0という5メートルくらいの滝があり、問題なく直登できると書いてあった。しかし、大きなホールドはあるものの結構立っていて、岩登り経験のない当時の私には怖くて登れそうにない。ウロウロ巻道を探して結構時間を食ってしまった。最近の動画にないのは堰堤に埋れてしまったのかも知れない。まあなんとか高巻いて登り、F1まで来たら学生の制帽をかぶった数人のグループがロープを使って直登していた。多分高校山岳部だろうと思って「こんちわ」と声をかけて通り過ぎた。向こうも挨拶してくれたがまさか中学生とは思わなかったろう笑。
ここはもちろん直登する気などなく、ガイドにあるように左から高巻いて登る。ボストンバッグの取手を無理に両肩で背負って。後はあまり記憶がない。何となく堰堤を嫌になるくらい沢山超えたような気もしているが…。
左岸を歩いているとき、さっきのグループが対岸をロープを使って高巻き?しているのが見えた。脱渓するまで結局7時間ほどかかってしまった。ガイドブックには3時間と書いてあったのだが…
ケーブル駅までの道で例のグループとまた出会って少し話した。さっきロープ使ってましたね、と言ったら道を間違えたんだと答えが返ってきた記憶がある。今なら自己紹介したりもっと会話すると思うが、これから一宮市に帰らないといけないという気があり、急ぎますからと言って別れたと思う。大阪までどうにか着き、当時はもう新幹線はあったからそれを使えば良かったのだが、金が勿体ないと思ったのか、名古屋まで近鉄、それも特急(別料金)でなく急行で名古屋まで行ったらすでに夜遅かった。祖母の家に着いたのは夜中すぎてたと思う。家に着いたら祖母はいない。電話のない祖母は私があまりに遅いので近所で電話を借りて神戸の叔父の家に電話をかけ、朝家を出たと聞いて仰天して警察にも連絡したようだ。しばらくして帰ってきた祖母がびっくりしていた…
というわけで自宅も含めて親戚中大騒ぎを引き起こしてしまった。
11/18追記
実家に行ったついでに古いアルバムに写真があったのでとりあえずスマホで撮っておいた。
最初の写真の左上、2番目の写真がF0。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する