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2024年10月15日 12:14未分類全体に公開

続:相模原センチメンタルジャーニー?

16号線を渡って右手の路地に入る。水道道路を少し歩いて「森」に入る。実はこの辺に住んでいた頃、私は単身赴任で月に1~2度相模原に帰る程度であったので、妻ほどくまなくこの辺りを歩いているわけではない。加えてもう日が落ちかけて森の中はかなり暗くなって来たが、彼女は自信ありげにどんどん進む。やがて「慰霊塔」の参道に出た。ここから「家」はすぐである。外装を塗り替えたくらいで、後はそのまま居住中のようである。近所も、隣の老夫婦が住んでいた古い家は建替え済みであったが、後はほとんど30年前と変わらない様子であった。

慰霊塔は相模原慰霊塔と言い、16号線から広い参道で入れるようになっている。当時、近所の人は「忠霊塔」と言う事が多かった。今回少し調べて見たが、最初は「相模忠霊塔」と言って、昭和18年に陸軍が建設したものという。戦後になり、市内の空襲犠牲者などを合祀して相模原慰霊塔になったのだとか。(写真1、2拡大地図)

慰霊塔に手を合わせ、更に森の中を南東に進む。この辺りは歩いた記憶がある。やがて大沼神社に出た。社務所もある大きな神社で素戔嗚尊を祀っている。参拝した後、ここから相模大野に行くつもりであったので、バス停を探そうとしていたら折よく空車のタクシーが見つかったので乗車した。

次は相模大野中央公園のあたりで降ろしてもらう。この近くに義両親が上京時に使っていたアパートがあった。上京時と言っても、それが数ヶ月単位になり、やがてほぼ定住状態になったのだが…
これは場所は大体わかったものの、似たようなアパートが多く、また新しく建て直したものが多くて特定はできなかった。珍しく庭付きのアパートだったが、そういうものは見当たらなかったので建替えた可能性が高そうだ。

もう暗くなったこともあり、小田急線を陸橋で渡って南口に向かう。

南口側には我々が新婚当初、3年ほど住んだアパートというか低層賃貸マンションがある。今考えてみれば小田急線と16号線陸橋が至近距離で、騒音が絶えない場所だった。そのせいか(私は)様々心霊現象?に遭遇したが、単に寝不足だったせいかも知れない笑。ここは「マンション〇〇」の銘板」も堂々と、そのまま残っていたのにはちょっと感激した。

早い昼食を自宅で済ませてからもう半日以上食べずに(ハイキング中の軽食以外)歩き続けて来たので、相当空腹である。もう少し南に和食店(妻が入っていた野鳥の会の会合で使っていたとか)があるというのでそちらに向かうが見つからない。近くで空いていた居酒屋を見つけて入る。

我々と同世代くらいに見える女将さんが一人でやっている、小座敷とカウンターだけの小さな店である。カウンター、小座敷ともグループがいるが、2、3人分くらい空いていたのでカウンターに座る。

女将さん、この店を始めたのは意外にも昨年からで、その前は玉川学園在住のOLだったという。ほぼ同様の経歴の妻は一挙に親しみが湧いたらしく二人で盛り上がっている。私のほうも、結婚前から実家は半世紀ほど前から田園都市線の市ヶ尾駅で、当時から町田、玉川学園は街歩きのテリトリーだったので話に加わり、ゆっくりめのペースで飲み食いしていた。

そのうちに小座敷で賑やかにやっていた中年男性のグループは先に帰って、店内は我々とやはり賑やかに語り合っていた男二人、女一人の若い人のグループだけになる。30歳前後くらいだろうか?その一人、隣の男性が我々のハイキング姿に目を止め、声をかけてきた。見ると、彼の前には空いたテキーラのボトルがあり、相当アルコールが入って陽気になっている様子である。北岳や富士山に登った経験がある、とちょっとおどけた感じで楽しそうにその話を振ってくる。我々も大好きな話題なので、時々茶々を入れたりしつつ色々こちらの経験も話す。山の経験のなさそうな残る二人も興味深げに話に加わる…というわけで、実際には30分くらいだろうか、五人で大いに語り、笑いという楽しい時間を過ごした。異様なまでに濃い半日であった。

結構酔っていて、小田急線に乗るとあっという間に寝落ちしてすぐに新宿だった。
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