登山を始めようと決めた時、必要な装備品としてコンパスを購入しようと思ったのですが、使い方を調べた時に難しくて良くわからなかったので後回しにしていました。
これまではヤマレコで山行計画を作成していたので、道を間違えたら教えてくれるし、こまめにGPSで自分の位置を確認していたので安心していました。
しかし、もしも途中でスマートフォンが使えなくなったら、きっと自分が何処にいるのか、下山まで後どれ位距離があり時間がかかるのか全く分からないですし、何より道に迷った時に遭難する確率が高くなると思います。
これではいけないと思いました。このままスマートフォンに頼る癖がついてしまったら不味い、先ずは地図とコンパスをベースに経験を積んでいかなければいつか痛い目に会うかもしれないと感じました。
丹沢エリアの「山と高原地図」は、以前に購入していますので、後はコンパスです。
初心者にはベースプレートタイプのコンパスが良いと書いてあったので、好日山荘に行き購入してきました。
早速使い方を調べて勉強開始です。
以前と同じような、写真と文章で解説している記事を読んだのですが、やはり全く理解できません。
途中までは頑張って何とかついて行くのですが、地図の上でセットしたコンパスを、実際の目標に向けるために回転させた途端に頭が追いつかなくなります。逆も同じで、実際の目標→地図にコンパスを移動すると駄目でした。
どうやら、自分・地図・コンパスの1つでも回転させると解らなくなるようです。これも方向音痴の一種なのでしょうか。これではどうにもなりません。
このままでは使いこなせる自信が無かったので、何故そうなるのかと言う理論は考えずに、やり方と答えだけを覚えることにしました。
動画の解説を見ながら自分で同じように何度もやってみて、少しずつですが使えるようになりました。コンパスは常に持ち歩き、通勤を含め徒歩での移動時にいつも練習している成果が出て来たようです。
習うより慣れろとはよく言ったもので、段々と何故そうなるのかも分かるようになってきました。
今では、少し前の自分を棚に上げて、何故こんな簡単なことが分からなかったのか不思議です。
一通りのコンパスワークを覚えたので、後は山での本番だけです。
参考にしていた動画の中にあった、ルートプランニングにも挑戦してみました。
次の山行予定のエリアをコンビニでコピーしてきて、
蛍光ペンでチェックポイントとなる分岐や三角点にしるしを付けて、ルートを作成しました。
コンビニのカラーコピーが1部80円もしたのが誤算でしたが、必要経費なので仕方がありません。
このルートプランニングを地図上でやってみると、より具体的に山行のイメージが出来ることに気が付きました。
何より、地図に線を引くだけでこれ程楽しいとは思ってもいませんでした。
チェックポイントの到着予定時刻を計算して別紙に書いておき、自分のペースも確認できるようにしました。
ヤマレコで山行計画を作成すれば、全部自動でやってくれることばかりですし、登山を楽しむ者としては当たり前の事かも知れませんが、これからは、自分で書き込んだ地図とコンパスで行動していきたいと思います。
ヤマレコは答え合わせとして利用しようと思います。
ヤマレコアプリやジオグラフィカを使う前は国土地理院地図とコンパスで現在位置を確認しながら登ってましたが
やはりGPSの便利さに慣れると、紙地図はあっというまに使わなくなってしまいました
でも、おっしゃる通りでスマホのバッテリーが無くなる、あるいは故障したらかなり焦ります
保険という意味でも紙地図は必要でしょうね
ちなみに「山と高原地図」は登山口や登山道のイメージ、分岐点、水場、小屋、ビューポイントやコースタイムを確認するにはとても便利なんですが
いざ地形図という面ではかなり端折られていると思います
もし、コンパスと併用する登山地図を使うなら国土地理院地図の方がより地形が詳しいですし磁北線も書き込めるので、もし使われてなかったら一度試してみられては如何かと思います
https://maps.gsi.go.jp/#15/36.246206/137.636246/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1g1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1
こんばんは。
コメント頂いてすぐに調べたところ「山と高原地図」は「登山地図」であり、「地形図」と比較すると実際に山で使うにはデメリットが多い事が分かりました。
恥ずかしながら登山地図と地形図の違いも知りませんでした。
早速、教えて頂いた国土地理院地図を確認してみました。山と高原地図に比べて等高線が見やすく、地形を読み取りやすいのが分かります。
地図に線を引いてルートを作るなら地形図の方が数倍楽しそうですし、勉強にもなると思います。教えて頂き有難うございました。
junbaderさんのように、地図とコンパスを使いこなせる方々がアプリやGPSを利用するのと、僕のように最近登山を始めたばかりで、アプリしか知らずに利用するのでは、安全に登山をする上でかなりの違いがあると思っています。
自分の位置が分からなくなった時に、パニックにならずに地図とコンパスと周りの景色から自分の位置を割り出せるようになるくらいまでは、アプリと地形図を併用しながら経験を積んで行きたいと思います。
とても貴重なアドバイスを有難うございました。
コンパスを購入されましたか。読図が出来るようになると、山歩きの楽しみも増えると思います。
国土地理院の2万5千分の1地形図は、私も必ず持参します。その地形図があると、地形が先読み出来るのが最大のメリットなんですよね。
例えば先日、しろちゃん様が歩かれた鍋割山ですが、後沢乗越から鍋割山頂上までの標高差は地理院の地形図を見ると500m弱。頂上の200mほど手前にニセピークのようなコブがある事も分かります。
鍋割山から小丸へ向かうと、その途中には小さなコブが3ヶ所ほどあります。
小丸から南へ、二股へと下る道は尾根筋があまりはっきりとしない場所があり、コースを見失わないように要注意かなと。
更に林道に降りる手更の745m地点付近には平坦地がある事も分かります。
junbader様も言われていますが、山と高原地図からこのような地形を把握するのは少々無理なんですよね。コースタイムとか水場が記載されて便利ではあるんですが。
それからコンパスの使い方で、現在地を特定するのによく登場するのが「クロスベアリング」という方法ですが、私はその方法を山で使った事は一度もありません。
というのは、山で道迷いして現在地が不明になるのは、ほとんどの場合は見通しの効かない樹林の中で、その方法はまったく使えず実用的ではないんですよね。ではまったく役に立たないかと言われると決してそんな事もないのですが。
私は冬から春にかけて、一般コースがない尾根や山をよく歩きますが、やはり読図で一番大事なのは地形を先読みし、常に現在地を把握しながら歩く事かなと思います。
こんにちは。
驚きました。僕の前回の山行も、まるで一緒に歩いたかのように読み取れるのですね。
小丸から二股に下るところは、どちらに進むか迷った箇所が幾つかありましが、そこまで分かるのですね。まさに脱帽です。
まだまだ勉強しなければいけない事が沢山あると痛感しました。
仰る通り、山で道迷いする時は、きっと見通しが悪い場所が多いはずですね。コンパスワークで解説していたクロスベアリングは山では実用的ではないのですね。
重要なのは先を読み、常に自分の位置を把握する事で道迷いをしない事。その技術を身に着ける事と理解しました。
頂いてるアドバイスにはいつも感謝しております。
ご指導有難うございました。
読図頑張ってください。僕は紙地図派です。常に地形図で先読みをして、ヤマレコで現在地確認です。その地形図ですが、1/25000では表示が小さくて見にくいですよね。そこで提案です。カシミール3DというフリーソフトをPCにインストールされたらどうですか。このソフトは地形図のスケールを自由に指定出来、ポイント、ルート、文字等が記入出来ます。どこの山でも作れます。僕は1/10000でプリントアウトして持ち歩いています。何より費用がプリンターのインク代と紙代だけなので助かります。ただ、解説本(古本)はネットでしか手に入りません。しかも作製者の意向で余り詳しくありません。わからないことは自分で考えでくださいとのコメントがあります。少し厳しいですが。それでも僕はいろいろ試して楽しんています。
しろちゃんさんはお若いようですので頑張って使いこなしてください。
こんばんは。
先日の山行は、首からぶら下げた地図を常に見ながら歩きました。ヤマレコは写真を撮る時以外は殆ど使用しませんでした。
地形図ではなく山と高原地図でしたが、アプリしか知らなかった僕には新鮮でとても楽しかったです。
家に帰ってからスマホで地形図を見ながら歩いたルートの復習をしたのですが、それも楽しかったです。
僕も暫くは紙地図で山に行こうと思います。
貴重な情報を有難うございます。早速インストールしてみたいと思います。家のノートPCが古いのが心配ですが、是非チャレンジしてみます。
コメント有難うございました。
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