先日、登山を始めてからの最初の目標であった丹沢の蛭ヶ岳に行ってきました。
その前の山行で初めて自然の怖さを感じ、その怖さを埋める為に自分なりに準備をしてみましたが、結局当日まで不安は残ったままでした。
しかし、登山口近くの駐車場に車を止めて、いつもよりも多めの装備でパンパンに膨らんだザックを背負い、その重さを感じた時に少し不安が和らいだ気がします。
入山後はいつもより慎重に、一歩一歩バランスを崩さないよう足を置く位置に気を付けて歩くことを意識しました。
集中して歩いているうちに段々余計な事は頭から消えていったと思います。
そしてふと思いました。今までは自分でペースを作ることを常に念頭に置いて歩いていたのですが、安全を意識しながら着実に歩くことによって自然と生まれるスピードが本来の自分のペースなのではないか。
安全を優先しゆっくり歩くことで予定よりも遅れてしまったら無理せず下山すれば良いだけの事ではないか。本心からそう思えた時にまた少し気持ちが楽になりました。
標高1.200mを超えたあたりから風を感じ始め、丹沢山の山頂手前では、体が持っていかれるくらいの突風に煽られました。丹沢山に着き、この風では危険だと思い引き返すことにしたのですが、自分でも驚く程素直にこの決断を受け入れることが出来ました。
以前であれば、ここまで来たのだからと強引に続行していた可能性があったと思いますし、引き返すにしても後ろ髪を引かれる気持ちを持っただろうと思います。
カロリーメイトをかじりながら休憩をしていると風が止んでいるのに気が付きました。
危険を感じたらすぐに引き返すと決めて蛭ヶ岳へ向かうことにします。
その前に今回の山行の大事な目的である自分の中にある怖さを見つめ直してみました。前回怖いと感じた雄大な景色を見ながら今の自分の状況を一つずつ確認していきます。
体調、体力、足の疲労、天候、装備、引き返す覚悟、無事下山の心構え、怖さはありますが、前回感じた漠然としたものではなく、その怖さをハッキリと認識出来ています。
ホッとしました。これなら大丈夫そうです。改めて丹沢山から蛭ヶ岳への稜線に目を移すと、相変わらず景色は素晴らしく、数キロ先に見える蛭ヶ岳までのアップダウンは、地形図を見て予想していたよりも遥かに楽しそうです。
今すぐ走り出したい気持ちを抑えながら一歩ずつ前に進んで行きました。
丹沢山から蛭ヶ岳の往復で感じた楽しさや喜びは、この先何時までも忘れることは出来ないと思います。本当に素晴らしかったです。
今回の山行如何では、今後の山への気持ちも変わってしまうかもしれないと思っていたのですが、結果的に以前より山が好きになってしまいました。
色々と準備をした中で何が正解だったのかは正直分かりません。全てが正解だったのか、もしくは自然の中では始めから正解など無いのか、いずれにせよ今は無理に答えを知る必要はない気がしています。
今後、山での経験を重ねながら成長し、今回の事を振り返った時に、何が正解だったのか自然と分かる時が来れば良いなと思います。
今は無事に下山出来たという確かな一つの答えがあるだけで十分だと思っています。
しろちゃん様は早くも、自分の登山スタイルを確立されたようですね😊
そうですよね。無事に下山する事が、山から求められる一番大事な答えだと思います。
山はその山行ごとに、登山者に対して様々な問題を投げかけて来るような気がします。
自分の場合で恐縮ですが、慣れて来るとついつい、事前の準備をおろそかにしてしまいがちなんですよね。
最近も山に取り付く前のアプローチの段階で間違いました。
前回の山行でもヤブ尾根を登るので軍手だけ持参したのですが、稜線で冷たい風に吹かれて手が痛いほど冷たくなりました。これも準備不足です。
こんな事は今までの経験から分かりそうなものなのに。
私もまだまだ修行が足りないなぁと、山行ごとに反省の繰り返しです😅
こんにちは。
段々と登山における自分自身の優先順位が分かってきた気がしています。
自分のスタイルが出来上がるにはまだまだ経験を積まなければいけないとは思っていますが、今回の山行でそのスタイルの作り方のヒントを得たと思っています。
仰る通りその時々の山行によって変えて行かねばならない事も多いと思いますし、冬山や雪山などは未経験ですが、今回のようにその時の自分に出来る準備し、無事下山の心構えがブレなければこの先もより高みを目指しながら登山を続けて行けるのではないかと思いました。
vt250zさん程の経験者でさえ、山行毎に反省を繰り返していらっしゃるのですものね。まだ始まったばかりですが、それ程奥が深い山の世界をこれからも歩いて行ける事がとても楽しみです。
お互いに慣れや油断には気を付けなければいけないですね。
コメント有難うございました。
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