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ただし、ある程度は開花地を予測できる高山植物とは違い、動物である雷鳥に狙いを定めての山行は困難ですよね。偶然に出会えたら幸運以外の何物でもありません。
そして雷鳥は6月末から7月上旬にかけて雛が孵化するので、夏の高山こそ、母鳥と一緒に愛くるしい雛を目にできる絶好のチャンスと言えます!
私はこれまでにそのような幸運に恵まれましたが、昨年7月28日の朝、双六小屋テン場から笠ヶ岳山荘テン場へ向かう弓折岳分岐での出来事は特別でした。
私が何も知らずにこの分岐が差し掛かった時、すでに十数名の山ヤさんたちが、ほぼ整列でハイマツからほぼ3m離れた位置から茂みの中を見つめていました。
「何かいるんですか?」との問いに対して「しー!、雷鳥がいるのよ」との返事。
すると親がハイマツから姿を現し、首を伸ばして周辺を伺って安全を確かめたと思ったら、次から出るわ出るわ雛たちが・・・その数、なんと5羽!、なんともかわいい鳴き声と共に😍
自分の経験ではこれまで3羽が最高だったので、5羽というのは本当に驚きました。
親子の姿を優しく見守る山ヤさんたちは当然ながら皆、満面の笑み。親子を脅さないように配慮しつつ静かな歓声を絶え間なくあげていました。
この時に居合わせた山ヤさんたちのマナーの良さもとても印象的で、おかげさまで生涯記憶に残る約5分間(目安で8:08~8:13)の出来事となりました。
写真1枚目:青空に映える槍ヶ岳方面を眺める母鳥
写真2枚目:母鳥と雛。雛はカムフラージュ⁉、岩に擬態しているみたい!
突然ですが質問、雛は何羽写っているでしょうか?
写真3枚目:信州の銘菓「雷鳥の里」。信州に行ったら、雷鳥のパッケージと昔から変わらぬおいしさに惹かれて買ってしまいます。
質問の答え:3羽です!(ちなみに5羽はちょこまか動き回るので同時に写真に収められませんでした🤣)
夏山の楽しみというといっぱいありすぎですが
自分のソロテント泊登山スタイルで申しますと
風の音、草木がすれ違う音
野鳥のさえずり
ライチョウやオコジョ、ホシガラス
ちなみに猿は嫌い
あと、他の登山者との他愛のない会話
写真では感じられない山の立体感
そして満天の星空です!
ちなみに弓折乗越の少し北のお花畑あたりで
僕も大量のライチョウに出会いました
あのあたりはライチョウポイントなのかも
挙げていただいたすべて、夏山の楽しみと言えますね。私も同じ登山スタイルなので全く同感です!
色々な夏山の楽しみを思い出させていただき感謝です😄
弓折乗越辺りは雷鳥に出会える確率が高いかもしれませんね
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