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私は7/25~7/27、室堂→薬師岳→折立でテント2泊縦走をしました。初日は雨の中の室堂出発で気分も晴れなかったのですが、高度を上げ、雪渓がみられるあたりから信じられないような体験をしました。なんと、4時間弱のうちに10羽の雷鳥に巡り合えたのです!
まず、目にしたのは雌と雄の成鳥です(最初の写真)。この後に別々のタイミングで雌の雷鳥を2羽目撃しました。ガスっていましたので、近くに雛がいたかどうかは不明です。
その後、歩を進めたところ、別の雌の成鳥が登山道の真ん中に現れました。導かれるがごとくついていきますと、ハクサンイチゲが咲き乱れる場所に行き(2枚目の写真)、その後、山側に姿を消しました。
その後すぐのことです、今度は若鳥と思われる毛がふさふさした2羽が悠然と佇んでいました。静かに見守っていると左側で何か動く気配がしたので、視線を移しますと見えたのは母鳥と小さい雛でした!(動画20秒
https://youtube.com/watch?v=WWlF6OAEBb4&feature=shared
すみません、私の声が入っています🙇)
動画には入っていませんが、さらに近くで大きめ雛が斜面を駆け上がっていくのも見えました。
以上の一連の出来事から、私はありがたくも「神の鳥」である雷鳥の世界にお招きいただいたのではと思うくらいで、しばらくの間、時を忘れて感動に浸った次第です。
そこで湧いた疑問です。
① 最初の雄と雌はとても仲良しのように見えましたがつがいでしょうか?
6月中旬から7月初めの孵化の時期を過ぎたら雄は単独行動に移るというのが私の理解であり、7月中旬以降に雌雄の成鳥が一緒にいるのを見たことがありません。
② 動画の中の若鳥と思われた2羽は今年早々に孵って大きく成長した雛でしょうか?
これまで見た成鳥よりも羽が瑞々しく、それでいて体も少し丸みを帯びていたので私はそのように推測しました。
③ 最後に目撃した5羽は家族でしょうか?
動画には収めていませんが、若鳥と思われた2羽はその後、小さい雛を見守るような、あるいはちょっかいを出しているような行動も示しました。もし家族であれば、小さい雛は後から孵化した(すなわち母鳥はこの夏に2回孵化に成功した)可能性があります。
以上、謎が謎を呼び、夜も眠れないくらいです⁉︎
ちなみにこの雷鳥との巡り合いの後、肝を冷やすほど雷鳴が轟く土砂降りとなり、レインウェアやザックカバーの効果がないほど全身ずぶぬれ、靴の中は水浸し、シュラフまで濡れるという大ピンチに陥ったのでした😱
「神の国」にお招きにいただいたという勝手な思い上がりへの天罰ですね。
以下、ご参考まで
7/25~7/27、室堂→薬師岳→折立の山行日記
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7064934.html
7/8の日記「夏山で雷鳥親子に巡り合える僥倖」
https://www.yamareco.com/modules/diary/837907-detail-334106.html
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