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太いツルが巻きついていたのを
見た事がある。
巻かれた方の木が苦しそうに見え
巻いている方の太いツルは困難に見え
でも、どちらも生きるのに懸命に見えた
好きでそうなった訳でなく
性質の違いでそうなっただけで
冷静にみるとうまく共存しているなあ
人も同じだなあ
良い悪いなんて、自分基準で
勝手に決めているだけだなあ
と自然から学んだ気になっていた
つい最近
その巻いている方は、藤だったのだろうと
気づいた
つる性の植物だから、自立ができず
他の樹木や物体を支えに成長する。
古事記では
母が藤蔓で作った衣服をつけ
弓矢を持ち出かけると
衣服も弓矢もすべてが藤の花となり
求愛に成功したという話がある
家紋では
藤は藤原氏に関連した植物
藤原氏族を表す意味合いで
全国的に家紋に広く使用されている
春日大社の社紋は下がり藤。
○藤さんとか藤○さんとか
家紋は下がり藤の知人が何人かいる
野生の藤は
材木の価値を落とすこともあるそう。
そういえば、
巻きつかれた方の木は形が変わっていた。
薬と毒の藤
藤こぶは口内炎や制がん
種子は下痢止め
花や種子にレクチンという毒
香りはリラックス効果や精神安定作用
花言葉
・優しさ
香りかなあ
生え方かな
・歓迎
頭を下げ迎え入れる感じ
・忠実
ツルがどこまでもついていく
・恋に酔う
源氏物語
光源氏の生涯の想い人の名
・決して離れない 執着のような想いでツルを巻く
植物は身近であればあるほど
人間に深い関わりがみられる
古くから日本に関わる植物には
漢字が当てられている。
誕生花、4月5日、4月29日
何故か4月には藤が当てられた日が
ふたつある。なぜだろう。
藤の香りは素晴らしい
邪を払うと言われるのも
うなずける
だけど、とらわれすぎると
それは執着になる。
理屈や知識で物事を
判断しすぎると摩擦が生じ
感情に流されすぎると
損害を被り
意地を通しすぎると
窮屈な思いをしてしまう。
素直で単純に、花の香りを楽しんで
花とともに、あぁいいなぁと想う
その瞬間は、理屈抜きで良い。
藤まつり、まつりにする意味が
少しだけわかった気がしたのです。
私も思いがけずに藤見物しました。
藤もそうなんですが、この年になるまで、
自然の緑の中に彩りを添えていた花々に
目を向けることがなかった気がします。
まるで、父親の店で白黒テレビがついに
壊れてカラーテレビがやってきたことを
思いだしました。カラーで見た大江戸
捜査網の迫力がスゴかった記憶です。
コメントありがとうございます。
何故か
山の藤に自然に目が行くのです。
今まで気づかなかったことが
不思議なくらい
白黒が
カラーになり
視野も次第に広がったのか
世間を観る、見方が変わったのか
面白い、面白いです。
藤は好きです
木にとっては迷惑かもしれないけど
山肌の藤はぼんやりとかすむように美しい藤色
近くで見ると白から紫まで重なる色目が美しい
山で見る藤が好きです
庭園の観賞用の藤もきれいだけど、あまりにも美しく手を入れてあると、興が冷めてしまう
藤と紫、源氏物語には欠かせない色ですね
コメントありがとうございます
現在、山の近くに仕事場があるからなのか
視野も次第に広がったのか
世間を観る、見方が変わったのか
山の藤に目がいくのです。
こんなに
あるんだと
感心するくらい。
同じ野の
露にやつるる藤袴
あはれは
かけよかことばかりも
あ、藤袴は
藤とは違う植物ですね
色は藤だけれども
夕霧は父親と比べて不器用ですね、それが好ましい
藤袴の色は藤よりも穏やかで良い色ですね
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