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2015年04月22日 22:20未分類全体に公開

愛鷹山バリエーションルート入山への心構え

MaxJ05さんが先月未踏の富士市赤渕川源頭部での滑落事故をヤマレコで公表されたので、私はひとつ思ったことを書かせていただきます。
今回ご家族から帰宅しないと連絡があり夜11時に110番通報しました。
MaxJ05さんは小さい頃から愛鷹山に入っているスペシャリストで、今回の行動予定もだいたい事前に教えてもらっていました。
�赤渕川周遊�鋸岳ルンゼ登攀�下和田-前岳ルート
�の登山口は富士市桑崎(かざき) �は富士市大棚の滝第2駐車場 �は裾野市下和田取水口上となります。
私は�の富士市桑崎に向かうつもりで自宅を出ましたが、沼津署から連絡があり登山口に同行して欲しいと言われました。
この時桑崎口、下和田口を伝えましたが所轄外となっていてそちらは富士、裾野警察が受け持つのだと言われました。
沼津署の管轄内の登山口は旧東海大平沼、シックスハンドレッド柳沢、水神社となります。
ところがMaxJ05さんは一般登山口はあまり使わないのでこの箇所はほぼ期待できない場所でした。
深夜2時をまわった時点で各警察の無線などを聞き、地域課が把握している登山口が沼津署(旧東海大平沼、沼津SA、シックスハンドレッド柳沢、水神社)
富士警察署(大棚の滝1と2、勢子辻バス停付近、ひのきの森)裾野警察署(長泉森林公園、須山山神社、十里木)であろうことがほぼわかり、もう一度��の場所を地図に書いて本部にFAXして欲しいと伝えました。
これにより車両発見は未明になってしまいました。
この間、MaxJ05さんは自力で源頭部から脱出し桑崎口までおおよそ1時間の距離まで降りてビバーグしていました。
幸い夜が明けて下山を再開し無事に帰還発見されましたが、この桑崎という場所は地元の方しか知らず、かつここから登山できる事を知っている人はほんの一部なので、もし私に連絡が付かなかったら車両発見はもとより、万が一怪我で動けなくなっていった場合には大きな遭難事故となっていたでしょう。
また、MaxJ05さんが滑落した場所は私が予想したルートから大きく外れていたのでたとえ捜索隊が編成されていても発見は相当遅れていたでしょう。
今回気を失った時間があり、午前中にヘリが飛んでもタオルを振る等の事も出来なかった可能性もあります。
これらの事からGPSを使った一般登山道を使わない単独入山時の事故は、登山届等が出ていない場合にはほぼ発見される可能性は低いと思われます。
以前に他の行方不明者のため県警ヘリが飛んでいるのを見たことがありますが、登山口が十里木であったため縦走とみなされ柳沢ルート上を長くホバリングしていました。
バリエーションルートへの入山者は初期捜索は山と高原地図に乗っているような登山道が中心であることを知っておく必要があると思います。
またヘルメット、携帯と予備電池、レスキューシート等一般にフル装備と言われているような準備が必要だと思いました。
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