週末の日光白根山でスポルティバ トランゴ アルプ GTX内部がずぶ濡れになってしまった。中が取り敢えず乾いた様なので漏水テストをしてみた。
具体的には、コンデジを接写モードにし、靴内を何枚か撮影した後、片足3kg分のダンベルプレートを靴内に放りこんでクルブシ辺りまで浸かる様に水位を調整した水桶に3時間ほど浸し、水から上げた後にコンデジで再度撮影し、画像を比較するという方法を採用した。
水から上げた後も特に画像上では漏水を感じさせる様な箇所は認められなかった。
日光白根山で靴が水浸しとなった原因は、ズボンのサイドベンチレーションから吹きこんだ雨が、サポートタイツを伝って靴内に侵入したことにあるようだ。
取り敢えずは一安心なのではあるが、足を入れて見ると、気のせいかもしれないが、遠くの方で湿度を感じる様な気がしないでもない。
靴はウェアと違って身体と密着するので、ゴアの透湿性の影響で、表層材が濡れていると、ゴアを介して表層材の湿度を感じてしまうのかもしれない。
とすると、たとえゴアブーツであっても、表層材は良質な総天然皮革を使用した方が、それもできることならば重登山靴並みの密度と厚みを有する総天然皮革を使用した方が信頼性は高まることになる。
しかしそれではゴアを使用することによって、軽量で柔軟な表層材を使用しつつ確実な防水性を得るという、ゴアブーツの利点を完全にスポイルしてしまうことになる。
以前履いたことが有るマインドルのヤリジャパンは、良質な天然総皮革を表層材としており、安心感ではスポルティバより遥かに上であった様な気がする。もっとも履き馴らしに要する手間暇も遥かに上ではあった。
スポルティバの場合、表層材の柔軟性が靴底の接地面積を増大させることに貢献し、グリップの良さにも貢献しているらしいので、どの辺りを妥協点とするかは、個々の登山者の哲学に待つしかないのであろう。
私の場合、自分の汗でも靴の中・靴下がかなり濡れます。
冬靴、残雪期・岩稜帯用、縦走用、ハイキング用、全てゴアで使い分けていますが、
透湿性が良いゴアでも天気や道の状況、長時間
あと・・・、当然かもしれませんが、古くなってくるとゴアのフィルムが痛み、
あっちこっちから少しづつ漏る事もあるらしいと聞いてます。
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