ゴアテックスが初めて製品化されたのが1976年の Early Winters 社のテントだそうだから、既に40年近い歳月が経過している。湿気は放出しながら雨を遮断するという基本性能はそれ以前の防水素材の常識を完全に覆すものであり、登山界に残した貢献は計り知れないものがある。
海外の事情は知らないが、少なくとも我が国では防水透湿素材≒ゴアテックスという図式が出来上がっているように思え、ショップでも何だかんだと言いながらゴアテックスを薦める。
かくゆう小生もゴアテックス以外の防水透湿素材を使用した経験がない。
しかしながら技術の常識として、如何に画期的な製品であっても、社会に投入されてから40年近くもの長期に渡って後発の追従を許さないなどということは通常では有り得ない。小生は弁理士として長年に渡って新技術を側面から支えてきたと自負しているが、その小生をしてそのように思えてならない。
製品メーカーもショップもゴアを使いさえすれば、一定の免罪符与えられるような社会的なコンセンサスが得られるのかもしれないし、利幅も大きいのであろう。
ユーザーも多少の価格差で痛い目に会いたくはないので有ろう。小生も所詮その程度の理由でゴアを選んでいる。
比較したことも無しに、ゴアが優れていると断定するのは忸怩たる思いを禁じ得ないものがある。次にレインウェアを入手するときはゴア以外のものにチャレンジしたいと思っている。
御同輩や先輩諸兄の中で非ゴアの使用経験の御有りの方の御意見を拝聴したい。
今晩は、元アンチゴアです。
初めて使ったカッパは、ベンチレターのみのハイパロン。
若かったせいか、夕立が少なかったのか特に苦にはならなかったです。評判は申し訳程度に浸透性のあるエントラントよりベンチレターがあるぶんましと周囲では言われてました。でも、汗かきの男子はどちらも辛かったのかな?
初期に近い頃のゴアの雨具は、社会人のお姉様が着ていたので見たことはあります。厚みが有って重くて、少し生地が固くてゴアゴアでだからゴアだ!と(笑)
その後、ミクロテックスを購入。ソフトな感じて着心地が良かったですよ。十数年後、ある日経年劣化で悲惨なことになりました。多分ゴアの方が耐久性があります。
ミクロはゴア社に負けて、登山用から撤退しています。
更にその後、薄くて軽量でお手頃価格のゴアを購入。色眼鏡かあれこれ細かい事に不満を持つお年頃のせいか…思ったより蒸れるぞ!!お高いブランドのは違うのか?
二層式の薄いのが欲しいけど、私は直ぐに枝でやぶきそう。。。宝くじでも当たるか息子が成功して援助してくれるのを待ってるところです。
その日は来るのか
ゴアを越えたと噂の新素材があるらしいけど、登山店とゴア社はTV局とジャニーズみたいな関係になってるからかまだ目にしてません。
ootonocyanさん、お早うございます。
> 社会に投入されてから40年近くもの長期に渡って後発の追従を許さない
と言っても、同じ物ではないですから、どうなんでしょうか。
30年ちょっと前、サークルで初めて買ったのは透湿性のない「ハイパロン雨具」、さかいやオリジナルだったと思います。その後ハミングバード社のゴアテックス(第2世代?)に移行、次が昔のストームクルーザー、そして再びハミングバードのゴア、という変遷です。HB社のはたまたま安かったから・・・・次に買うなら、ストームクルーザーに戻るかなぁという感じです。
ゴア以外ではエントラントのロングスパッツを使っていましたが、20年程経ったら劣化してボロボロになってしまいました。初めに買ったゴアも性能は低下したかも知れませんが、洗車やチェーン作業用に車(の暑い中)に置いたままになっていますが、それなりに使えます。
新しい素材も興味はあるので、評判が良ければチャレンジするかも知れませんが、価格面でどれほど魅力があるかですね。ゴアは高いけど、性能は満足していますので。
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