数年前からジャケットのジッパーが止水ジッパーに変わりつつある。小生も冬用のハードシェルジャケットはフロントとポケットが止水ジッパー仕様になっている。
メーカーやショップは軽量化を謳い文句としている。コストダウンを謳い文句にしているメーカーは余り聞いたことがないが、多分だいぶコストダウンに貢献しているだろう。
勿論、パーツとしてのジッパーのコストはかなり上昇していると思うが、縫製コストは相当下がっていると思う。何故なら、止水ジッパー仕様でない物は、左側の(男物の場合)前立て部分はオーバーフラップとなり右前立てと数個のスナップボタンで留めるようになっている。又、右前立ての先端部分は雨樋のように折り返されて、ジッパー部分に水がかかり難いようになっている。
製造コストが下がることは別に悪いことでもないのだが、このハードシェルを着ている時に天候が崩れてくると何とも不安な気持ちになってくる。
これまで山で不安が現実となったことはないのだが、ジッパーが突然弾けることは誰でも経験しているのではないだろうか。
止水ジッパーというやつは弾けることは絶対に無いのだろうか?止水ジッパー仕様でないシェルの場合はジッパーが弾けたとしても、オーバーフラップとボタンの御蔭で雨や雪の侵入は相当軽減されるが、止水ジッパーが弾けたら前が開けっ放しになってしまう。
止水ジッパーそのものを否定する気は更々ないが、止水ジッパー仕様で無いジャケットも残しておいて欲しいと思う。
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