最近感じることは、お客様が登山用具店で購入してくる道具が、ご本人や山に合っていない。
特にシューズが明らかにオーバーサイズ、オーバースペックであることが多い。
なぜ、このようなことが起きるのか?
購入店を聞くと、だいたいなるほどと思います。
ショップもさまざまなレベルの店員がいますので、消費者よりも在庫との関係を重視して販売してしまうのでしょうか。
私のお客様が登山用具を購入する時は必ず相談していただきます。
その方の特性、足型、志向する山行形態に合わせてブランド、商品名をアドバイスしています。
シューズはSNSなどで評価が高い一定ブランドに人気が集中しがちですが、そのシューズが本当に自分の足型や志向するアクティビティと合っているのか、慎重に選択する必要があります。
合わないシューズは痛くて、登山が嫌いになってしまいます。
信頼できる店、店員さんと巡り会うことができるかがポイントになりそうです。
ホテルマンなどは靴でお客さんの値踏みをするそうです。
山でもかつては靴を見ればその人の山レベルがほぼ判断できたものですが、昨今は高級品を履く人が多すぎて驚きます。
高い靴を履く事は安全マージンが上がるだろうから、まあ、良い事かなと思っていましたが、そう単純な話しではないのですね。
自分に合う道具を選択する事はけっこう難しく、50年山歩きをしていてもいまだに失敗する事があります。
いまや、雪山用登山靴も10万円を越えるのは当たり前になってきましたね。
失敗して買い替えは辛いものです。
クライミングを主体にするのか、歩きを主体にするのかでも選択は変わりますね。
私は展示会などで、さまざまなブランドの登山靴を見て履き比べられる機会がありますが、一般的には店の勧めるまま、あるいは周りの登山者が履いていてカッコイイものという選択になりがちです。
正しいアドバイスに当たるといいですね。
信頼できる店、店員さんと巡り会うことは、極めて困難な時代になったのだと思います。
確かに昔は、この人が言うことならという店はありましたね。
あとは今ほど選択幅がなかったように思います。
大型店では、ほとんど山に行かない人が商品知識だけで販売している姿も見かけます。
登山靴は山を歩いてみて初めて、その性能に気付くことが多々ありますので…。
店の中を歩いただけでは、わからないことが多いです。
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