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【映画 詳しくは…】ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/激動の昭和史_沖縄決戦
【映画 予告】YouTube
かつて劇場で1981年「連合艦隊」、1982年「大日本帝国」を見たことがありました。その時の印象としては登場人物たちの「情念」みたいなものが強調されてるようにも思えた。また、当時としては仕方がないが、特撮感丸出しって感じで、主人公が架空の家族だったりもして、10代の少年としては満足できる映画ではなかった。これら見て一時期、日本映画が嫌いにもなった。
今年のGWは、自粛生活なので、あらためてまだ見ていない古い戦記物も見てみるか…岡本喜八監督、小林桂樹、丹波哲郎、仲代達矢出演なら見ごたえもあるかなと思って本作DVD映画を借りてみました。
それまで知らなかったが、公開日は1971年と上記のものより10年も前の作品となる。終戦から26年…。みょうな「情念」もなく、沖縄を守備する第32軍司令部を中心に思ったいたよりは客観的に描かれており、それでいて当時の市民のことも描かれている。骨太な映画だなぁと思いました。
調べてみて知ったのですが、当時は「東宝8.15シリーズ」というものがあって、そのなかには「日本のいちばん長い日」なんかもあります。当時の監督、出演者、スタッフには、軍隊経験者や戦中・戦後を暮らしてきた方もたくさんおられたと思います。
先日の日曜日、TBSの朝のニュース番組では張本氏が「防空壕」に避難したことを例えに今の「自粛」もたいしたこともないとおっしゃったとか。
なるほど、自粛疲れやストレスが強調されてはいるが、あくまで「贅沢」ができない疲れやストレスに思えてきます。っていうか疲れ・ストレスなんて言ってる場合なんだろうか?
確かに最近の戦争映画はVFX/CGの発達でリアリティのある映像が見られるようになりました。でも役者さんはというと逆にリアリティが全くなく薄っぺらく感じてしまうのは私だけ?日本のいちばん長い日はリメイクされましたが、素晴らしいVFXの割にはチープな演技で興ざめでした。喜八の日本のいちばん長い日は、モノクロとはいえ戦前戦中を生き抜いた役者さんがたくさん出演されていて、末端の兵隊さんの物腰一つでもリアリティを感じ、ああいう時代だったのかということを感じることができました。(私の小学生の頃は8/14の夜、毎年この映画が放送されていたw)沖縄決戦も特撮ぽいところが多々ありますが、かなり忠実に描こうとしていると感じました。当時生き残った八原参謀、神航空参謀、伊藤大隊長も考証に加わったとのことですからなおさらでしょう。沖縄の人々の苦しみが長引いたかもしれませんが、八原参謀の思うように作戦を進められたら、、、と思うのは私だけでしょうか。私も名作判定をしてこのDVDを購入したこともあり、ついコメントが長くなってしまいました。お許しを。
コメントありがとうございます。
おっしゃる通りかと思います。この映画を見て、東京中央(大本営?)と出先(沖縄)の温度差が描かれていたり、比較的安全?な北部地域に避難したと思っていた島民が、実は戦闘の激しい南部地域に残っていたり…。とにかく一貫性のない軍(日本)の方針。戦後最大?の国難になりつつある「コロナ渦」の参考にもなるかも?
調べてビックリなのが丹波哲郎さんなんかは、軍隊に入ってもあんな感じだったらしいですね。
現代では「演技」の技巧だけって感じですが、当時の役者さんには「気魄」を感じますね。
お返事いただきありがとうございます。
ご指摘の通り、名著「失敗の本質」を今も昔も繰り返している感じですね。おとなしくて我慢強い国民の頑張りで何とか帳尻を合わせてきましたが、今回はどうでしょうかね。
丹波哲郎さんは名優でしたね。あのような方ばかりだと世の中滅茶苦茶ですがw、いないと寂しいですね!
大多数のおとなしくて我慢強い国民の一方で、正義をふりかざす人、差別に走る人、なんだか戦前…っていうより江戸時代に先祖返りしてしまったような…。
人類は進歩していると思いたいもんですね
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