分水嶺:木曽平沢駅〜楡沢山〜坊主岳〜イノコ沢橋〜奈良井駅
- GPS
- 26:49
- 距離
- 16.1km
- 登り
- 1,325m
- 下り
- 1,289m
コースタイム
【20110306】700―740(休:1650m)750―820三角点(1429.0m、スノーシュー外す)840―906石祠群―912イノコ沢橋(車道)―934奈良井ダム(荷物整理)1018―奈良井宿―1127奈良井駅
天候 | 【20110305】快晴 【20110306】晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2011年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
【復路】奈良井1142〓1204塩尻1212〓1339韮崎1405〓1514大月1521〓1701中野≒自宅 *「青春18きっぷ」利用 |
コース状況/ 危険箇所等 |
木曽平沢から楡沢山(三角点1782.4m)へのダイレクト尾根は、宮原神社先の林道が尾根を乗越すところから道形がある。特に標高1200m付近のテレビアンテナ(日の出テレビ)までは比較的しっかりしている。 中央分水嶺上は登山道はないが、赤布などはところどころにある。 坊主岳へは登る人が増えているようで、南西尾根にはトレースがあり、特に三角点(1429.0m)から下は道形がしっかりしていた。 |
写真
感想
ライフワークの中央分水嶺踏査の一環。当初計画では、坊主岳からさらに仏谷・経ヶ岳を経て、権兵衛峠まで達する目論見であった。しかし、一日目の行動で見込みよりもかなり時間がかかることを痛感し、月曜日はどうしても休むわけにはいかない予定だったので思案。結果的には念願の坊主岳山頂で幕営できたことで今回は満足することにし、無理をせずに坊主岳南西尾根をとって奈良井に下山した。
・木曽平沢から楡沢山三角点までのダイレクト尾根は、一応道形がついているようであった。(スノーシューを装着するようになって以後は、それも雪の下で不明だが)
・分水嶺上には人のトレースはなかったが、動物の足跡はあった。
・稜線に出てからがなかなか進捗が思ったほど捗らない。15時過ぎ(遅くとも16時前)には坊主岳に着けると踏んでいたが、実際の到着は17時近くなってしまった。
・考えてみるに、幕営装備での縦走は昨年9月の栂海新道以来で、しかも昨年10月には腰痛で通院したりしており、体力不足が最大の原因と思われる。(実際、テント内で両脚がつってしまった。)
・坊主岳の山頂付近は樹林がなく、展望がすこぶる良い。八ヶ岳、北アルプス、乗鞍岳、御嶽山、そして、中央アルプス北部がパノラマのようである。
・夜半から風が強くなりだし、テントがつぶれそうになったので、手抜きしていた張り綱を後からつけた。このときテントの外に出たわけであるが、上は満点の星で下は街の灯りが幻想的であった。街の灯りは特に塩尻・松本方面が明るい。
・朝方も風が強く、テントを収容してみると、ポールがもう一本の方も少し曲がってしまっていた。(もともと一本は昨夏の八ノ沢カール(=カムエク・北海道)での強風で曲がった・・・)
・南西尾根の下りはトレースがいっぱいあった。途中からみる坊主岳〜経ヶ岳間は、なかなかいやらしそうな部分もあった。(藪があるくせにやせていて雪庇などもできている) 最低鞍部から仏谷まではアルバイトもそれなりに覚悟が必要そうである。
・奈良井ダムでテントをたたみ直したり、荷物の整理をしていると地元の年配の男性(73歳)が声をかけて下さった。奈良井ダムのそこに沈んだ集落で育ったそうで、坊主岳は子供のころに何度か登ったそうだ。東京で働いていたが定年になってから奈良井に戻ってきたとのこと。北アルプスも、南アルプスも中央アルプスも大体は歩いていて、最近はこのあたりの藪山をのぼっているのだとか。昨年、テントを担いで大棚入山を目指したが、手ごわい藪で水切れとなって敗退した話や、黒四ダムができる前に黒部峡谷を横断した話などもして下さった。
・奈良井宿は昨年末(12月26日)以来だが、春めいてきたせいか、観光客が前回よりも多いようであった。
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