南ア 鋸岳〜甲斐駒縦走
- GPS
- 56:00
- 距離
- 25.9km
- 登り
- 2,475m
- 下り
- 2,481m
コースタイム
- 山行
- 7:20
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 7:40
- 山行
- 8:34
- 休憩
- 0:16
- 合計
- 8:50
- 山行
- 10:30
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 11:10
天候 | 晴天 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【コース全般】 戸台からの河原歩きは2回の徒渉が必要。 ポイントを間違えると靴の中を濡らすことになるので慎重に。 角兵衛沢出合より夏道と変わらない時間で大岩に達する。 約3張分のテントサイト有り。通常冬季は凍っているが今回は流水があって大助かり。 角兵衛沢コルのBP(ビバークポイント)は非常に狭い。 コルより第一高点までザイルは不要だが慎重に。 右下は見ないようにすること(^^; 鹿窓へは1回の懸垂(50mザイル)で十分だがトラバースがやや悪いので降雪後は注意。冬季は鹿窓を潜らず稜線通しはデフォ。 大ギャップに向けてルンゼに降りるがルートの採り方で2回以上の懸垂が必要となるので注意。 大ギャップの底から甲州側への下降はガレているが慎重に行動すれば問題はない。 トラバース気味に右上し尾根に乗れば第二高点は間近。 第二高点より中川乗越へ戦意を挫かれる程下ってまた登り。 六合石室までアップダウンの繰り返しは心を無にして歩くこと(´д`) 甲斐駒までの登り。越える度に次々現れるニセピークはメンタルダメージ大。 冬季はクラストした斜面が厳しいので雪上歩行の基本を忘れないこと。 甲斐駒より駒津峰への下りは雪質によってヒジョーにヤバイので滑落は絶対出来ない。 仙水峠まで降りれば危険箇所は無いが連休時、北沢峠の「生ビールあります」の看板は超危険。 飲んだら最後お泊まりになりそう。 全般に斜度強く累積標高も大きいので冬季はなるべく軽量化するのが良い。 |
その他周辺情報 | 仙流荘にて入浴、ただし正月は食事は出来ません。 |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
装備
個人装備 |
冬装備一式
ハーネス他
登攀具
|
---|
感想
【31日】
前夜、戸台の駐車場にテント仮泊し5:30発。
約2時間の河原歩きのあと右岸に渡り返し急登を大岩へ。
道は明瞭で迷うことは無い。本日は午前中で終了。
2016年最後の夕焼けを眺めながらの酒宴となる。
氷柱を砕いてオンザロックに年も暮れてゆく。
【1日】
5:30行動開始。
雪の角兵衛沢を詰める。メチャ急傾斜。
コルに近づくにつれて風が強くなる。この辺りがBP(ビバークポイント)になる筈だがお世辞にも良い場所とは言えない。
第一高点まで気が抜けない。何しろ右側はスッパリ切れた凄まじい高度感。
雪の付き方によってはアンザイレンした方が安全だろう。
第一高点からが事実上のスタートライン。
懸垂1ピッチで小ギャップ。きわどいトラバースで鹿窓に達する。冬季は鹿窓を潜らず第三高点から懸垂で大ギャップへ。ここでルート取りを誤り2ピッチ目の懸垂でザイルがルンゼ底まで届きそうもないので斜めに降りる。降り立ったルンゼを甲州側へ降りるが狭い上にザレていて不安定な下降となる。
大きな弧を描くように下り息を切らして登り返せば第二高点となる。
ここから中ノ川乗越まで一気に下り溜息が出るような登り返しに嘆きながら漸く六合石室へ。
先客が居たので譲り合ってテントを張る。
今日も見事な夕焼けと心地よい酔いで一日が終わる。
【2日】
今日は北沢峠を越えて下山する日、先は長い。
前日と同じくヘッデン行動。さすがに三日目で疲れが溜まって足取りが重い。
何度もニセピークに騙されメンタルダメージに打ちひしがれながらの登高。
クラストした斜面はメチャ悪い。途中の鎖場は岩溝に凍った雪が詰まり、力任せでせり上がるところが実にヤバかった。
漸く登り切った甲斐駒の山頂は無風快晴。最高の眺めだ。
展望を堪能していよいよ長〜い下山。
この下りも雪の状態が厳しく部分的にクライムダウンで慎重に下る。
駒津峰から仙水峠までは想定内。
そこから北沢峠までが異常に長く感じた。長い河原歩きの末、駐車場着。
とにかく疲れた。
chiroさん、明けましておめでとうございます。
年末年始で行かれたんですね!3日間。
冬期の鋸岳から甲斐駒への縦走、興味深く読ませて頂きました。
厳しそうなポイントが幾つも有りそうですね
ご無事で何よりです。
好天、素晴らしい年越し山行でしたね。いいですね〜。
お疲れ様でした!
どうもです。
技術的より体力的に厳しかったですね。
行く前から少しトレーニングして備えていたのが幸いして仲間に遅れずに歩けましたが60過ぎの身体には応えました。
でも少し自信になったかな。
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