まるで春山：静ヶ岳【遠足尾根旧道〜金山尾根で周回】
onetotani
- GPS
- 16:00
- 距離
- 12.6km
- 登り
- 1,143m
- 下り
- 1,136m
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- 山行
- 6:23
- 休憩
- 1:57
- 合計
- 8:20
| 天候 | 終日晴れ 無風 【気温】 駐車場出発時：1℃ 静ヶ岳：8℃ 金山尾根の肩：12℃ 駐車場へ帰着時：8℃ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2017年01月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
【遠足尾根旧道】 �）眠脇盒兇苓屬�ら植林帯へ入り、杉の枯れ葉が堆積した急な山腹を 北東方向を維持してほぼ直登します。 ��尾根形状が見えてくると枯葉も減り、足元に地肌が現れます。 ��小尾根を登りきると尾根の突端に広がるコバ地？に出て、 下生えの無い明確な尾根筋に変わり、しっかりした踏み跡が現れます。 �だ亞ゴ笋僚犬泙誅�岩の道に変わると傾斜が増し、大日向へ出ます。 《� 銑�までは見通しの利かない植林の急斜面で、踏み跡やリボンなどは 当てにできません。》 【セキオノコバ周辺の池】 セキオノコバに有る池の他、手前のコバ地に大小二つの立派な池が が見られます。稜線上で沢も無い場所に、涸れる事のない池の 存在が不思議です。 |
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感想
onetotani
冷え込みが厳しいとの予報で、クラの霧氷を期待して宇賀渓へ向かう。
宇賀渓の駐車場から竜ヶ岳を望むと全く雪の気配が無い。
思ったほどの冷え込みもなく、雪の装備を車に残して出発する。
北河内橋の袂から遠足尾根の旧道へ踏み込む。
枯れ葉が堆積した見通しの利かない植林の山腹を、方向を修正しつつ
急斜面を枯れ葉に足を取られながらも遮二無二高みを目指す。
やっと尾根形状を見上げるようになり、ルートを外さなかった事に
ホッとし、もう一頑張りして尾根の突端に上がるとコバ地の先に
明確な尾根が延び、足元には踏み後も見られる。
なだらかな尾根に石灰岩が現れると傾斜を増し、溝状の道を一息登ると
三角点の立つ大日向に到着する。
葉をすっかり落とし見通しが良くなった先には雪山が望まれる。
北〜東側にかけて目を凝らすと、能郷白山・白山そして北アルプス〜
御嶽だ。アルプスの展望を楽しみに、植林と雑木林を分ける明確な
尾根を辿ると石灰岩の集まる小ピークに出て新道を併せる。
まだ時間も早く足元の霜柱も凍ったままで、足を取られる事もなく
馬酔木の森を抜け笹原の尾根に出ると期待通り素晴らしい展望だ。
竜ヶ岳から釈迦ヶ岳へと延びる県境稜線、青空の下に連なる雪嶺。
能郷白山は藤原岳の陰に隠れてしまったが、白山、北アルプス、御嶽、
さらに続く中央アルプス、恵那山の左右に南アルプスと
中部山岳が一望だ。
紺碧の空と雪嶺のコントラスが創り出す絶景に度々脚が止まり、
治田峠分岐で時計を見ると計画より30分以上遅れている。
竜ヶ岳は諦めて静ヶ岳だけ踏んで下る事にしよう。
北西に延びる尾根下をトラバースするようにして尾根筋に出るが、
北面に残った雪が凍結しているのでスリップに注意して進む。
二次林が美しい尾根には光が溢れ、まるで春の山を歩いているようだ。
藤原岳を裏側から眺めながら小さなピークを過ぎると、
いよいよ池が見られるコバ地に出るが、楽しむのは後にして
静ヶ岳へ向かう。
セキオノコバ分岐で縦走路を左に逸れて、コンパクトな二重山稜を辿り
小さな山頂に出る。訪れる人も無くひっそりした静ヶ岳山頂は
展望にはやや欠けるが、三角点や新旧の標識が立てられ落ち着いた
雰囲気は悪くない。
穏やかな陽を浴びて、竜ヶ岳の裏側を眺めながらゆっくりと
灌木の脇で昼食を摂る。食後に南西尾根への入口を探しがてら
少しうろついて山頂を後にする。
二重山稜の下にはセキオノコバが広がり、草地に囲まれた窪地に
凍結した大きな池が見られる。
此処を鈴鹿のユートピアと呼ぶ人もいるそうだが、この変わった名前の
由来は何だろう？ 低い堰の様な尾根に囲まれた地形から「堰尾の木場」
が想像されるがどうだろうか？
僅かに下って先程のコバ地に戻り、道を逸れて池に降りると
更に右奥にも小ぶりな池が有った。ゆったりしたコバ地の池を
巡って治田峠分岐に戻り、藤原岳を正面に見て金山尾根へ入ると
やはり心配していたように霜柱が融けてぬかるんでいた。
泥で滑る道に難儀しながら尾根の肩まで下り、今の先に待ち構える
尾根最大傾斜の急降下に備えて靴紐の確認を兼ね、倒木に腰を据え
行動食の小休止を取る。
尾根の肩から下りにかかると心配は無用だった。意外に乾いた道は
傾斜を避けて僅かに捲くように階段が整備され、岩尾根にも
しっかり固まった踏み跡ができ、難なく下る事が出来た。
その後もテープや階段など整備が進んだ乾いた道が続き
非常に安心して歩ける尾根道になっていた。
【厳冬期に向かうこの時期、上着を羽織ると汗ばむような陽気で
穏やかな春山を歩いているような一日だった。
広がるアルプスの絶景に脚が進まず竜ヶ岳への登りは諦めたが、
セキオノコバで三つの池を巡り、静ヶ岳だけで充分満足できた
山行だった。】
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onetotaniさん、こんにちは。
一面の雪原と思いきや、笹原だったんですね。
御池まで雪がないとは、どうしたことだろう
雪はありませんが、展望は素晴らしいですね
特に御嶽と乗鞍のツーショットに感動しました
セキオノコバの池はさすがに氷結していますが、兄弟とは気づきませんでした。
静ヶ岳から眺める裏竜、けっこう好きです
旧道から登られるところもonetotaniさんらしいです
今年も、よろしくお願いいたします。
totokさん 今晩は。
冷え込むとの事で霧氷を期待して出かけてきましたが、見事に裏切られました。昨年もこの時期全く雪が有りませんでしたね。
久しぶりに静ヶ岳を訪れましたが、天気のせいかも知れませんが
気持ちの良い尾根と、ゆったりしたコバ地の雰囲気に心和むようでした。
紺碧の空の下で恵まれた絶景と相まって楽しい一日でしたが、
本音を言うと早く雪が降ってほしいです。
もう、３月末の風景ですねー。
高山植物だけでなく、ドジョっこもフナっこも、困ってますよ、きっと。
でも、年が明けたので、日の入りが毎日１秒程ずつ延びてますから
登山計画する上では、嬉しくなります。
凩も吹かぬ暖冬なら、その静寂を、楽しみましょう。
dedeppo5さん 今晩は。
穏やかな陽射しを浴びながら絶景を楽しんで来ました。
日の入が遅くなり、日の長さ少しずつ延びるのは気持ちに
余裕が生まれます。
昨年と同様に雪の無い年明けになりましたが、
言われるように、自然に任せて楽しむとしましょう。
onetotaniさんこんばんは。
この日は本当に春のような天気でした。
それにしても竜ヶ岳や静ヶ岳もまったく雪がありませんね。
なんか、シロヤシオの開花を待つ直前のような様子です。
養老からもいい眺めでしたが、遠足尾根からの眺望も素晴らしいですね。
なんでも、白山が見えるときは北アルプスも御嶽もよく見えるそうですよ。
もう一つ、これはリトルワールドの人が言ってましたが白山と御嶽が同時に見える日の翌日は雨になるんですって。
どちらにせよ、この日にこの辺りのお山に登った人は得した気分になりましね。
sugi-chanさん 今晩は。
お山からアルプスが眺められると、絶景だ！って喜んで居るだけで
そんな言い伝えが有るとは知りませんでした。
貴重な情報を有難うございます。覚えておきます。
お疲れ様です。
いつまで秋の山歩きをしなくてはいけないのでしょうかね。
快晴のもと、一面登山道化した竜の斜面をスノーシューで走り回りたいです。
今週冬型が続きそう、どっかと雪が積もって欲しいものです。
yoshikun1さん 今日は。
澄んだ空で遠望が利いた一日でしたが、雪が無いのが一寸残念。
伊吹山に限らず、何処も雪不足ですね。
そうですね、今週末に第１級の寒波がやって来そうです。
難儀しない程度の降雪が望ましいな〜。
こんにちはonetotaniさん
静ヶ岳は県境稜線南側から見ると整った形で存在感がありますよね。ちょっと外れた場所にあり、離れにある座敷といった感じで、こじんまりとした落ち着ける山頂と言い、鈴鹿の隠れた名山だと思います。
そしてセキオノコバ付近の二重山稜と３つの池です。
「堰尾の木場」なるほど！おっしゃる通りかもしれませんね！
あの一番大きい池の畔に座って水面を眺めていると、なんかホッとします。
また訪れてみたい場所のひとつです。
teppan2013さん 今日は。
眺める事が多かった静ヶ岳を訪ねるのもほぼ5年ぶりでした。
すっきりした三角錐が良いですね。
クラの鞍部から辿る縦走路は趣が有って、心落ち着く場所が多いですね。
セキオノコバ辺りを「鈴鹿のユートピア」と呼ぶ人も居るそうですが
確かに、のんびりと歩きたい雰囲気で頷けますね。
大日向からの、遠足尾根の展望が
素晴らしいですね。何度も足が
止まってしまうのも納得です。
霧氷は残念でした。今週の
寒波に期待ですね。
komakiさん 今日は。
遠足尾根を上がるにつれ白山が全容を現し、北から南アルプスまで
ズラリと揃った眺めは圧巻でした。
時間の経過と共に空は青さを深め、何度も何度も山座同定しながらで、
つい時間を忘れてしまい、竜ヶ岳はパスしましたが、
ゆったりとしたコバ地で池を眺め、落ち着いた良い時間を過ごせました。
昨年同様雪の無い新年になりましたが、いよいよ冬本番に向け
つい降雪を期待してしまいます。
アクセスに支障がない程度でいいんですが。
onetotaniさん
こんばんは
この日は本当に快晴で行けなかった私は損した気分になっております。
白山から北に中に南まで
これだけ眺めるだけでも十分満足といった感じですね。
本当なら雪がフカフカあって寒さの中歩けたら最高なんですけどね。
今週の寒波に期待しましようかね❗
kazu97さん 今晩は。
上着を着込んで急登に取り付いたため、すぐに汗をかいてしまいました。
平坦地で早速薄着になるほど穏やかな陽気で、
尾根の上部へ出ると紺碧の空にアルプスの絶景！
密かに期待した霧氷には裏切られましたが、この絶景を見せられて
そんな事はすっかり忘れてしまいました。
雪の無い年明けになりましたが、今週末は雪が期待できそうですね。
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